アラタナ✕メタップス対談 自己紹介がてら共通点などを
濵渦(アラタナ):佐藤さん、今おいくつですか?
佐藤(メタップス):28歳になりました。
濵渦:メディアではすごくとんがっているイメージなので、お会いしてやわらかいイメージなのが意外でした。
佐藤:確かに、話している内容はトゲがあるかもしれないですね(笑)。
濵渦:メディアで、「社員がついてこられなくなる時がある」というのを拝見して、共感しました。今もあるんですか?
佐藤:わりと日常的な風景です。
濵渦:僕も新規事業が好きで、人に渡せなくて、そればっかりやってます。
佐藤:(起業家は)たいていそうですよね。
宮崎にECのプロが100人超! アラタナの強み
濵渦:僕は今31歳なんですけど、アラタナは2007年に宮崎で起業した会社で、ECサイトのカスタマイズをメインにやっています。グループ会社にセキュリティの「ゲヒルン」、メディアの「ハニカム」が東京にありますが、アラタナ本体は宮崎で、「宮崎に1,000人の雇用を作る」を掲げています。
佐藤:東京と宮崎で事業をやる、大きな違いは何ですか?
濵渦:宮崎は環境がいいから、エンジニアの離職率がめちゃめちゃ低いんです。ECは、長期的な開発やお客様との関係構築が必要で、1日でも止まったらいけないサイトなので、エンジニアの離職率が低いのは強みです。
東京は優秀な方が多いんですけど、人の移り変わりも多いじゃないですか。宮崎にあるっていうのが、ランチェスター戦略じゃないですけど、局地戦で勝てるかなと。
佐藤:対面のミーティングのために、宮崎・東京を往復したり?
濵渦:僕らから出張して営業するといったことはしていなくて、ほとんどインバウンドです。数千万円の案件でも、Skypeと電話だけでだったり。案件が終わった後に「ありがとうございました」ってお礼を行って回ることもありますけど。宮崎を出ない分、値段やサービスを提供するというか。
アラタナは、メタップスさんとは逆のアプローチだと思います。今も自分で洋服を売っているくらい、eコマースが好きでずっとやってきていて、テクノロジー3割、感情価値7割みたいなところがあって、僕らはそれを自分たちのビジネスにしていく。
人の手を動かして、商品をどう写真に撮るかとか、コンテンツをどう作るかとか。テクノロジー3割というところも、どうやって売上を上げるかというところを軸にやっていきたいと思っています。