共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは、メンズコスメ(化粧水/日焼け止め)の市場実態を聴取した「メンズコスメの市場実態に関する調査」(実施期間:2021年7月26日~7月29日)の結果を発表した。
メンズコスメの化粧水市場
化粧水市場は拡大の余地あり
男性全体における化粧水の使用率は35%となった。 現在は未使用だが今後使用意向がある層は9%を占めており、今後拡大の余地がある潜在的な市場であるとうかがえる。また、未使用者への推奨意向について、男性・女性ともに聴取したところ、推奨意向がある層は男性は16%、女性は35%となった。 男性の化粧水市場の拡大には、現使用者からの推奨を告知に活用する方法が考えられる。
「男女兼用」「コスパ」がメンズ化粧水において差別化のカギ
男性が化粧水に求める特性において、魅力品質は「男女どちらにも合う」「内容量の多さ」「低価格」、一元的品質は「保湿力」「低刺激」「自分の肌に合う」、当たり前品質は「保湿力」「カサつき・乾燥を防ぐ」、無関心品質は「無香料」「化粧ノリの良さ」「オシャレなデザイン」などであった。 男性は保湿力や自分の肌に合うことを求める声は多いが、その他の「毛穴引き締め」「ニキビ・吹き出物予防」などの機能を求める声は女性に比べて少ない。 魅力品質の「男女兼用」「コスパ」が、メンズ化粧水市場において差別化の要因になってくると考えられる。
メンズコスメの日焼け止め市場
日焼け止め市場も拡大の余地あり
男性全体における日焼け止めの使用率は35%となった。 現在は未使用だが今後使用意向がある層は14%を占めており、化粧水だけでなく日焼け止めも今後拡大の余地がある潜在的な市場であるとうかがえる。 また、未使用者への推奨について、男性・女性ともに聴取したところ、推奨意向がある層は男性は16%、女性は35%となっており、メンズ日焼け止め市場の拡大にも現使用者からの推奨を告知に活用する方法が考えられる。
「効果の持続性」「全身使用」「コスパ」がメンズ日焼け止めにおいて差別化のカギ
男性が日焼け止めに求める特性において、魅力品質は「効果の持続性」「無添加」「べたつかない」「どの部位にも使える」「内容量の多さ」「低価格」、一元的品質は「UVカット効果の高さ」「低刺激」「自分の肌に合う」「効果の持続性」、当たり前品質は「UVカット効果の高さ」、無関心品質は「無香料」「テカりにくさ」「オシャレなデザイン」などであった。 男性は日焼け止めのメイン機能であるUVカット効果の高さや肌への負担の低さを求める声は大きいが、その他の「洗い落としやすさ」「香り」などの機能を求める声は女性に比べて少ない。 魅力品質の「効果の持続性」「肌に合うなど、肌への負担の低さ」「全身使用」「コスパ」がメンズ日焼け止め市場において差別化の要因になってくると考えられる。
調査概要
- 調査方法 : インターネット調査
- 調査期間 : 2021年7月26日~7月29日
- パネル : 「Pontaリサーチ」会員 (Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録者)
- 調査対象 : 化粧水もしくは日焼け止めを使用している20~60代の男女
- 有効回答数 : 1,000名