イーシーキューブは、EC-CUBE4系の最新版「EC-CUBE4.1」を2021年9月13日より提供開始。ダウンロード版はパッケージングを行った後、2021年9月末に提供を開始する予定。
EC-CUBE4.1では、管理画面ログインのセキュリティ強化や、情報漏洩・改ざんにつながる攻撃を防御するための多数の仕組みを導入するなどセキュリティ機能を強化した他、Speee監修のもと対応した26項目のSEO対策機能の追加、WebAPIによるカスタマイズ性向上、公式プラグイン10種の同梱、プラグインインストール時負荷を90%削減し、より幅広い環境での動作を実現させる等、昨今のECトレンドの取り込みやコミュニティからの要望による機能追加・修正を189件対応した。
セキュリティ機能の強化
- 管理画面ログイン2段階認証機能
- ログイン履歴機能
- 拒否リスト形式IP制限機能
- XSS脆弱性に対応した複数機能を追加し対策強化
- ファイル管理アップロード可能ファイルの制限
- htmlディレクトリ以下でのPHP実行抑制
SEO対策可能範囲の拡張
- サイトマップ機能の追加
- WebP画像への対応
- 商品詳細ページに構造化データ追加
- 画像遅延読み込みlazyload対応
プラグイン10個の同梱
- おすすめ商品管理プラグイン
- クーポンプラグイン
- メルマガ管理プラグイン
- 売上集計プラグイン
- 関連商品プラグイン
- セキュリティチェックプラグイン
- 商品レビュー管理プラグイン
- Web APIプラグイン
- Site Kitプラグイン
- Google Merchant Center 連携プラグイン
Symfony 4.4へのアップデート
フレームワークSymfonyをLong Term Support(LTS)版であるSymfony 4.4へアップデートした。
プラグインインストーラーの負荷軽減
サーバのメモリを大量消費し動作が不安定になることがあるとしてEC-CUBE4系の大きな課題であったプラグインインストーラーを修正。Composerを 2.0へアップデートし、プラグインインストール時のメモリ使用量をEC-CUBE4.0から90%削減し、より幅広い環境での安定動作を可能にしている。
WebAPIによるカスタマイズ性向上
カスタマイズ性向上のため、EC-CUBEから外部サービス、データへ連携するためのWebAPIを初期インストール時から利用可能にした。WebAPIはプラグインとして同梱されるため、EC-CUBE本体とは別にバージョンアップも可能となっている。