ウェザーニューズは、製造業、小売業向けに商品の需要予測やデータ分析を支援する気象データセットの販売を開始した。
同社では、現在5万店の大手コンビニチェーンに気象サービスを提供しているが、近年の気象災害の激甚化やDX推進の流れによって、コンビニだけでなく食品メーカーや地域に根差したスーパー・ドラッグストアなどの幅広い企業で気象データのニーズが高まってきたことから本サービスを開始した。
1kmメッシュの高解像度な気象予測・過去予測(任意の過去時点に発表されていた当時の予測)・実況解析データを提供。天気や気温、降水量など商品の売れ行きに影響がある気象要素のデータを1kmメッシュの細かさで提供するため、店舗ごとのピンポイントな分析や需要予測モデルの構築に適している。
本気象データセットを、AIを用いた商品需要や来店客の予測モデルの構築や、売れ筋商品と気象の相関分析などに活用することで、最適な商品発注や計画配送・計画生産、効果的なプロモーションなどを実現する。なお、データ分析や予測モデルの構築には、降水確率ではなく降水量を活用したいというニーズから、今回10日先までの日ごとの降水量データをWxTechのラインナップに追加した。
ウェザーニュースでは、2021年12月末までの期間限定で、6カ月分の“実況解析”のデータをトライアルとして無償で提供する。
トライエッティングの需要予測エンジンが本データセットを導入し、高精度天気データAPIに対応した。