アルヒ(以下、ARUHI)は、クックパッドと共同で、コロナ禍での暮らしや料理に関する調査を実施し、その結果を『料理と暮らし白書 2021』にまとめたことを発表した。
同調査結果の概要は、次のとおり。
今の住まいで改善したい空間の上位は「リビング」「キッチン」
リビングは、食事や家族との団らん以外に仕事場として使用する人も多く、よりよい空間にしたいという意見が目立った。
また、調査対象者のうち約4割が料理をする頻度や時間が増えたと回答しており、それにともないキッチンに不満を感じている人も多いことがうかがえる。パートナーや子どもと一緒に料理をつくる機会が増えたことから、調理台を広くしたい、ホットプレートなどの調理家電を購入したため収納スペースに余裕が欲しいといった声も多く寄せられた。
おうち時間の増加や在宅勤務の広がりにより、長く過ごすことが増えた場所をより快適にしたいというニーズが読み取れる。
約2割の人がコロナ禍で住宅購入やリフォームなどを実施または検討
コロナ禍を機に、住宅購入、賃貸物件から賃貸物件への引っ越し、リフォーム・リノベーション等を実施または検討している人が全体の約2割であることがわかった。そのうち、10.4%の人が実際に住宅を購入し、25.7%の人が住宅の購入を検討したという結果となった。また、現住居のリフォームやリノベーション、賃貸物件から賃貸物件への引っ越しを実施・検討する人も多く、住まいへの関心が高いことがうかがえる。
約4人に1人が、「新築戸建て(建売住宅)」の購入や住み替えを実施または検討
住宅購入を実施・検討もしくは、現在の持ち家を売却し、新たな住宅購入を実施・検討している人の約4人に1人が「新築戸建て(建売住宅)」を選んでいることがわかった。その次に「新築マンション」を選んでいる人が多く、コロナ禍においても新築物件が人気を集めている。
次に住まいを選ぶ際、重視したい「居住地域に求める条件」の第 1 位は、「日常の買い物の利便性」
コロナ感染を防ぐため、近場で買い物を済ませたいというニーズがあると推測できます。また、最寄り駅までの近さを重視する人も4割以上と、コロナ禍でも駅近人気は根強いことがわかる。
TOP5にランクインした条件は「治安の良さ」や「家賃・物件価格のコストパフォーマンス」など、ARUHIが主催する「本当に住みやすい街大賞」の審査基準とリンクするものが多いことが判明した。
調査概要
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調査期間:
(1)2021年6月9日(水)~6月10日(木)
(2)2021年6月17日(木)~6月22日(火) - 調査対象:全国の男女/4,095サンプル
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調査実施機関と調査方法:
(1)ARUHI:マクロミルのアンケートモニターへのインターネット調査
(2)クックパッド:レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」ユーザーへのインターネット調査
※2社合同で同一のアンケート調査票を作成し、それぞれ調査を実施後、調査結果を統合。