ネットショップ開設サービスなどを提供するヘイ株式会社は、6月15日に新たなサービスとして、ネットショップと一体化したレジアプリ「STORES レジ」の提供を開始。ネットショップとレジそれぞれの商品登録や在庫管理を連携させることで、事業者の負担を軽減する。レジの基本機能は無料で利用可能。
中小企業や個人事業者を中心に商売のデジタル化促進に取り組む同社は、これまでにネットショップ開設、キャッシュレス決済、オンライン予約システムなどのサービスを「STORES プラットフォーム」として提供してきた。
同社の調べによると、実店舗と合わせてネットショップを「運営している」もしくは「近日中に利用予定」「日程は未定だが利用したい」と考えている事業者の割合は約82%となっている。
中小企業のDX化を支援する同社は、上記の結果を踏まえ、これからも事業のマルチチャネル化が加速すると考察。コロナ禍でネットショップを開設した事業者が、実店舗とネットショップを並行運用する上で困難に感じる「商品登録作業」「在庫連動」といった課題の解決を目指し、「お店のレジにネットショップを備える」というコンセプトで「STORES レジ」のサービス提供を開始した。
レジとネットショップの在庫をリアルタイム共有 STORES レジの特徴
レジとネットショップがひとつになった「STORES レジ」では、一度の商品登録で双方に情報を反映することができる。また、両者の在庫をリアルタイム共有することで、ネットショップ・レジ共に迅速な対応が可能となる。操作方法は一般的なレジと同様、シンプルかつ「誰でも、簡単に、すぐに」を意識したものとなっている。
「STORES レジ」の利用料金は、ふたつのプランが用意されている。ひとつは無料プランで、レジの基本機能はこちらで利用可能。もうひとつは月額2,178円(税込)の有料プランで、商品をバーコードで読み込む機能が追加される。すでにネットショップ開設サービス「STORES」を利用している事業者の場合は、追加料金なしで同レジの利用が可能となる。
同社は「STORES プラットフォーム」の展開を通じて、誰もがこだわりをさらに自由に発揮できる社会を目指すとしている。