日本テトラパックは、梅雨シーズンの突入に際し、子どもをもつ働く母親を対象として、日常の食材購入と収納に関する意識調査を実施した。
今年の梅雨は梅雨前線の活動が活発になりやすいと予想されており、梅雨の期間の気温や降水量は、平年並みかまたは多いと予想されている。近年、災害並みの大雨やゲリラ豪雨など予期せぬ事態も多く起こっており、日ごろからの備えの重要性を改めて感じている人も多いと推測される。
同調査では、母親たちが実践している梅雨時期の食材購入における心がけとして「お店で購入後、すぐ帰るようにする」(77.4%)、「雨の日は買い物に行かなくてもいいように、ストックを多めに準備しておく」(21.4%)という回答が挙げられた。
また、コロナ禍をきっかけに約半数の母親たちがネットショッピングの利用機会が「増えた」「どちらかといえば増えた」と回答。一方で、食材購入にネットショッピングを活用している人は4人に1人とまだまだ少数派といえる。
調査結果
梅雨時期の食材購入について働くママたちに聞いたところ、7割以上が「お店で購入後、すぐ帰るようにする」と回答した。温度と湿度が高まるこの時期、スーパーから自宅までの持ち帰りの時間をなるべく少なくすることは、今すぐ実践できる梅雨対策といえる。
「雨の日は買い物に行かなくてもいいように、ストックを多めに準備しておく」は21.4%で、近年しばしば起こっているゲリラ豪雨に代表される気候変動などの予期せぬ事態に先手を打っていることが予想される。
ストックしておく食材についても意見を聞いた。半数以上の53.2%が「おかずになるもの」と毎日の献立を考えるママたちならではの視点で回答している。また、42.2%が「賞味期限が比較的長めのもの」を選ぶと回答した。
ステイホームが推進されたコロナ禍。約半数の47.4%のママたちが、コロナ状況下をきっかけに「ネットショッピングを利用する機会が増えた」もしくは「どちらかといえば増えた」と回答している。
コロナ禍でネットショッピングの利用は増加傾向にあるものの、食材の購入にネットショッピングを利用していると答えたママたちは24.8%だった。
食材の購入にネットショッピングを利用しているママたちに、理由を聞いた。もっとも多かった回答は「重いものを持ち帰らなくてよい」(79.0%)、次いで多かったのが、「自分の好きな時間に購入できる」(49.2%)だった。
ネットショッピングは家事の合間や通勤の合間など、気が付いた時にすぐ注文でき、受け取り時間を指定することができるので、時間を効率よく使うことができる。また、働くママたちにとっては、仕事帰りの荷物を減らすことができるのは嬉しいポイントだといえる。
一方、食材の購入にネットショッピングを利用していない人にも理由を聞いた。「自分の目で見たものを購入できないから」(57.2%)、「食材の鮮度が保たれているか心配だから」(27.4%)と、特に生鮮食品を購入する際には、やはり自分の目で確認したいという思いがあると思われる。
調査概要
- 期間:2021年3月22日~25日
- 対象・条件:子どもを持つ25~49歳、有職者の女性
- 回答数:500人
- エリア:北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡
- 手法:インターネット調査
- 調査会社:クロス・マーケティング