楽天が、同グループの購買・予約データを分析し、2019年のトレンドを象徴するキーワードを「楽天 ヒット番付 2019」にて発表している。
今年の同番付は、例年の東西の横綱、大関、関脇、小結の計8つのキーワードに加え、来年のヒット「期待株」として2つのキーワードを発表。
「楽天 ヒット番付 2019」トピックス
- 祝賀ムードの中で幕が開けた、「令和」元年を象徴する「元年消費」
- 消費税増税にともない、高額消費やキャッシュレスに人々の関心が集まった「増税前駆け込み需要」
- 年代ごとの消費傾向が顕著に表れた「20代の“投資”消費」と「60代の“アクティブ”消費」
- 2020年のヒット期待株は、夏に開催される世界的スポーツイベント関連の「裏スポーツ需要」と「2020 暮らし方改革」
東の横綱:増税前駆け込み消費
消費税率の引き上げとともに毎回注目を集める「駆け込み消費」。2019年は、日用品のまとめ買いのほか、生活家電を中心とした高額家電製品、負担が大きいリフォームなどの「駆け込み消費」が盛り上がりを見せた。2019年8月1日~9月30日の期間の楽天市場における、テレビの売上・予約は前年同期比+131%、リフォームは前年同期比+70%の結果となっている。
西の横綱:元年消費
4月18日に、当時の天皇皇后両陛下が譲位の報告のため伊勢神宮を参拝された際、長年のご公務への敬意を表す人が多くみられ、旅行では伊勢方面が人気を博す結果に。また、参拝に欠かせない御朱印帳を求める人も増加。2019年1月1日~9月30日の楽天市場における御朱印帳売上は、前年同期比+28%となっている。
東の期待株:裏スポーツ需要
世界が注目する2020年のスポーツイベントの開催を控え、リモートワーク推進によるモバイルPCやWi-Fiルーターなど、社外で勤務する際に欠かせないアイテムの需要拡大、自宅でスポーツイベントをテレビ観戦する人たちによるネットショッピングやデリバリーといった「家ナカ消費」の活性化、イベント期間中の東京都民の都外への旅行計画の増加などを同社は予測している。
西の期待株:2020 暮らし方改革
1964年前後の「新・三種の神器」と言われたクーラー、自動車、カラーテレビの普及、1998年前後の携帯電話の一般化など、日本社会は過去、世界的スポーツイベントの開催をきっかけに大きな変化を迎えている。これにならい、同社は2020年以降、5GやIoTの普及加速が期待されるとしている。