ジャストシステムは、2018年1月から12月までの1年間の調査データをまとめて分析し直し、『動画&動画広告月次定点調査 2018年総集編』を発表。なお本調査は、17歳~69歳の男女1,100名を対象に、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用し実施された。
2018年、動画&動画広告関連分野における主なトピックスは下記のとおり。
- 約3割が動画コンテンツを毎日視聴。10代は半数超え
- 半数以上が1日に平均30分以上、動画コンテンツを視聴
- 動画視聴プラットフォームとして、「Instagram」が躍進
- 10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
- 約2割が「Instagram」で動画広告を視聴
- ライブ動画視聴サービスの利用率首位は「YouTube」、2位「ニコニコ生放送」
- 10代の約3割が動画プラットフォーム「TikTok」を利用中
- 動画視聴時、スマートフォン横向きは減少傾向
主なトピックの詳細は、下記のとおり。
半数以上が1日に平均30分以上、動画コンテンツを視聴
動画コンテンツを視聴すると回答した人のうち、1日に平均30分以上視聴している人は2016年6月度調査では50.0%、2018年12月度調査では53.3%と微増。また、視聴頻度がもっとも多い動画は2017年6月度調査では「5分未満のコンテンツ」(29.4%)、次いで「10分未満のコンテンツ」(22.1%)であったのに対して、2018年12月度調査では「10分未満のコンテンツ」(24.4%)、「30分未満のコンテンツ」(24.4%)という結果になった。
動画視聴プラットフォームとして、「Instagram」が躍進
「週に1日以上動画コンテンツを視聴する」と回答した人に対して、動画コンテンツを視聴するプラットフォームを聞いたところ、2018年12月度調査においてもっとも回答が多かったのは「YouTube」(91.0%)、次いで「Twitter」(29.3%)、「Instagram」(28.3%)であった。2017年6月度調査と2018年12月度調査を比較するとInstagramは8.3ポイント伸びた。
10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
10代が動画コンテンツを視聴するプラットフォームとして、2018年にもっとも利用率を伸ばしたのは「Instagram」(2018年1月度:26.8%、2018年12月度:59.4%)であった。利用率は2倍以上増加し、「Twitter」の利用率(2018年1月度:52.4%、2018年12月度:66.7%)に迫った。※複数回答あり。
約2割が「Instagram」で動画広告を視聴
2018年12月度調査において「動画広告を見かけた」と回答した人に、動画広告をもっとも見かけたプラットフォームを聞いたところ、「Youtube」(74.9%)に続き、「LINE」(19.7%)、「Twitter」(18.7%)という順番であった。一方、2017年6月度調査と比べてもっとも増加したのは「Instagram」で、11.0%(2017年6月度調査)から18.3%(2018年12月度調査)に増加した。※複数回答あり。
10代の約3割が動画プラットフォーム「TikTok」を利用中
動画コンテンツを視聴するプラットフォームとして「TikTok」の利用率は、2018年12月度調査において9.5%であった。年代別で利用率を見てみると、10代(27.5%)、20代(14.7%)、30代(10.7%)、40代(2.0%)、50代(2.2%)、60代(2.3%)となった。※複数回答あり。