電通は、約5年前から次世代型広告を研究。広告コピーの良し悪しによって広告効果がどのように変化するかの定量・定性的評価を行ってきた。その研究をさらに発展させ、静岡大学情報学部の狩野研究室(狩野芳伸准教授)との共同開発により、今回のシステム開発に至ったとのこと。
今回の発表に先駆け、電通と狩野研究室は、双方の知見・ノウハウ・データを組み合わせ、2016年、「人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告」を出稿。実際に広告制作の実務に携わる電通のコピーライターが人工知能の学習をサポートすることで、より人間に近いコピーの生成を可能にした。
今後は、発展的に研究開発を進め、より具体的な広告効果が期待できる広告生成の実用化を目指すとともに、人工知能と人間のクリエーターの協業による、これまでにない新たな広告手法の研究・開発を進めていく、としている。