ジャストシステムは、同社が毎月実施している『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』の2016年1月から12月までの1年間の調査データをまとめて分析し直し、『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査 2016年度総集編』として発表した。
主な内容は以下の通り。
LINEが躍進、YouTubeに迫る
SNSで最も利用率の伸びが大きかったのは「LINE」だった。1月度調査では47.3%だったのに対し、 12月度調査では61.9%と大きく増加。「YouTube」の74.1%に迫り、「Facebook」(34.8%)、 「Twitter」(38.7%)、「Instagram」(22.3%)の利用率を大きく引き離した。また、 「Instagram」は1月度調査では認知率が76.5%だったのに対し、12月度調査では89.5%と増加。 「Facebook」(96.4%)、「Twitter」(97.0%)「LINE」(97.0%)、「Youtube」(98.2%) の認知度(※1)に近づいてきた。
スマートフォンからのインターネット接続が7割を超え、ノートPCも上回る
2016年1月度調査において、プライベートでインターネットに接続する機器として最も利用率が高かったのは「ノート PC」(63.4%)で、次いで「スマートフォン」(59.1%)だった(※2)。2016年1年間の推移を見ると、「スマートフォン」 の利用率が増加していったのに対し、「ノートPC」はゆるやかに減少し、12月度調査では「スマートフォン」 (72.0%)が、「ノートPC」(57.8%)を大きく上回った。
スマートフォンの利用率が7割超。10~20代女性では9割超に
携帯電話の利用率は、1月度調査では「フィーチャーフォン」が34.1%、「スマートフォン」が60.5%だったが、 12月度調査は「フィーチャーフォン」が23.4%、「スマートフォン」が73.2%で、「フィーチャーフォン」の利用率が大きく減少し、「スマートフォン」の利用率が大きく増加した。特に「スマートフォン」の利用率は、10代女性が92.0%、20~24歳女性が98.0%、25~29歳女性が92.0%で、若い女性の大半が「スマートフォン」を利用していることがわかった。
Windowsでの利用ブラウザは、「Chrome」が「Internet Explorer 11」に代わり、逆転首位
Windowsで利用されているブラウザ(※2)として、1月度調査では「Internet Explorer 11」(36.0%)が1位、 「Google Chrome」(32.1%)が2位だったが、12月度調査では「Internet Explorer11」(32.7%)が2位に 陥落し、「Google Chrome」(38.3%)が1位となった。また、Windows 10の標準ブラウザである 「Microsoft Edge」は1月度調査の6.7%から12月度調査の15.5%に利用率を伸ばした。
※1:「聞いたことはある」「知っているが、利用したことがない(登録していない/利用できる状態にない)」「以前利用していたが、今は利用していない」「現在利用している」の合計
※2:複数回答可
【調査概要】
調査期間:2016年1月~12月の期間にわたり、月1回実施
調査対象:Fastaskのモニタのうち、男女15歳~69歳まで均等に割り付けて回収