GMOインターネットグループは、生成AI活用を進めた結果、グループ全体で約13万2,000時間/月(前回調査差+約2万時間)の業務時間削減を実現したと発表。過去の調査も踏まえると、2024年上半期で約67万時間削減したと推定されている。
主な調査結果
AI活用率、一人あたりの削減時間がともに増加 リスキリング施策で後押し
- 国内パートナー(シフト勤務除く)の83.9%が生成AIを活用(前回調査差+5.2ポイント)。ひとりあたりの業務削減時間は26.8時間/月(前回調査差+2.1時間)に増加。
- 生成AIを活用しているパートナーの合計により、一ヵ月あたり約13万2,000時間の業務時間削減を達成(前回調査差+約2万時間)。削減時間数は調査するごとに増加している。
複数のLLMの特性を活かし業務に利用
- AIの業務活用をおこなうパートナーの約半数(47.2%)が複数のAIを業務で使い分けていると回答。
- 業務においてもっとも優れていると思うLLMについては、65.9%のパートナーがGPT-4と回答。
- Gemini 1.5 proとClaude 3 Opusも約5%ずつの支持を集めており、各AIモデルの特性を理解し、業務に応じたAIを使い分けていることが推測される。
「動画生成」「ロボット×AI」「AI搭載スマホ(エッジAI)」に注目
- 現在注目している技術については、「動画生成」が50.2%と約半数に。次いで「ロボット×AI」35.6%、「AI搭載スマホ」33.3%、「音楽生成」22.6%となった。
調査概要
- 調査期間:2024年6月10日~6月14日
- 調査対象:GMOインターネットグループの国内パートナー(正社員、契約社員、アルバイト、派遣社員、業務委託)
- 回答者数:6,312人(有効回答5,153人)