ジーユーは、全国の20〜59歳男女500名に対して、ファッショントレンドに関する意識調査を実施したと発表。調査結果の概要は、次のとおり。
流行をコーディネートに取り入れている年齢の境界線は男女ともに32〜33歳前後が境に
ファッションの流行や、毎年のトレンドアイテムを自身のコーディネートに取り入れているか聞くと、「取り入れている」人が41.8%、「取り入れていない」人が58.2%。
ファッショントレンドを取り入れていない人のうち「以前は取り入れていたが、現在は取り入れていない」(19.0%)人に対して、何歳ごろから取り入れなくなったか聞くと、平均年齢が女性32.0歳、男性33.3歳、全体32.5歳という結果に。男女ともに30歳を過ぎた32〜33歳前後が、トレンドファッションを取り入れている年齢の“境界線”となり、徐々に世の中のファッショントレンドを取り入れなくなっていることがわかった。
流行やトレンドアイテムを取り入れない理由は「トレンドがわからない」がトップ 似合う服がわからない人は6割超
ファッションの流行や、毎年のトレンドアイテムを自身のコーディネートに取り入れていない人に対して、その理由を聞くと、「トレンドがわからないから」(41.2%)が1位となり、次いで「流行が過ぎていくのが早いから」(28.9%)、「自分の好きなファッションスタイルがあるから」(28.9%)が続く結果に。ファッショントレンドを取り入れなくなる要因は、“トレンドについていけなくなること”と、“自分のファッションスタイルが確立されていくこと”の大きくふたつとなっていることがうかがえる。
また、全体の6割以上となる67.8%が、トレンドアイテムに限らず「自分に似合うファッションのスタイルがわからない」と回答するなど、自分の骨格や体型に合う形やデザインのファッションアイテムが自分ではわからない人が多いと見受けられる。
一方で、「トレンドがわからないから」と回答した人のおよそ2人に1人(48.4%)は、自身に似合うトレンドファッションは着てみたい、身につけたいと感じると回答するなど、「自分ではわからないが似合うなら着てみたい」という意見が一定数あることがわかる。
6割以上が年齢によってファッションのスタイルに変化 “30歳前後”がファッションにおける変化の年齢に
成人以降、年齢の変化に応じて自身のファッションのスタイルが変化したか聞くと、全体の6割以上となる 61.0%が「変化した」と回答。さらに、成人以降もっともファッションのスタイルが変化した年齢を聞くと、平均年齢が女性29.0歳、男性29.5 歳、全体29.2 歳と、男女ともに29歳がファッションのスタイルが変わる境界線となっていることがわかった。トレンドファッションを取り入れる境界線である“32〜33歳”も含め、男女問わず“30歳前後”が、ファッションにおける変化の年齢であることがうかがえる。
ファッションの参考にするもの1位は「公式HP、公式SNS」 次いで「第三者の意見やおすすめ」
自身に似合うファッションアイテムをどのように探しているのかについて、購入するファッションアイテムを検討する際に参考にするものを聞くと、1位は「ブランド公式HP、公式SNS」(27.2%)、次いで「第三者の意見やおすすめ(家族、友人、先輩、アパレル店員 等)」(24.6%)、「ファッション雑誌」(19.2%)という結果に。ブランドの公式サイトやSNSに加え、第三者からの意見が自身に似合うアイテムを見つけるために重要なソースとなっていることがわかる。
また、ファッションにかける1ヵ月あたりの大体の金額を聞くと、お金を一切かけない(0円)人を含め、平均9,131円という結果となった。
総務省による2023年1月度の家計調査でも「被服及び履物」にかける月間の支出は10,203円と、世帯規模によって異なるものの、月間1万円前後がファッションアイテムにかける費用の平均値であることがうかがえる。
調査概要
- 調査期間:2023年3月8日〜3月15日
- 調査対象者:20〜59歳の男女500名
- 調査方法:インターネット調査