BeeCruiseは、tensoが運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」、タグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect」を利用している海外ユーザー約1,900名(アメリカ、台湾、マレーシア、イギリス)に「越境ECの利用意向」に関するアンケートを実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
越境ECは日常使いに 約6割が月に1回以上、約2割は月に5回以上も越境ECを利用
「日本の越境ECを利用する頻度について」という質問に対しては、全体の56%以上が「月に1回以上」利用すると回答。また、「月に5回以上」利用されるユーザーも全体で18%以上となっており、特にマレーシアが25%と高い割合を示した。海外では越境ECは特別な買い物ではなく、日常的な生活導線に定着していることがわかる結果となった。
6割以上が「円安後に利用が増え」、台湾では73%以上が利用増加
「円安によって、日本の越境ECで購入する頻度や1回あたりの使用金額は変化があったか?」という質問には、「利用金額と利用頻度のどちらか、あるいは両方が増えたと」と回答した人が全体で63%以上となり、もっとも多いのは台湾で73%以上に。円安は米ドルだけでない各国通貨でも進み、日本の商品が買い求めやすくなっていることを示す結果となった。
日本の商品の情報源はSNS プラットフォームで各国の特徴が表れる結果に
「日本の製品を購入する際に、参考にしている情報について」(単一回答)という質問に対してアメリカ(29.9%)、台湾(19%)、イギリス(18.9%)はtwitter、マレーシア(35.4%)はfacebookがもっとも多い結果に。
一方、自国のニュースなどを参考にしている人は少なく、twitter、facebook、YouTubeという世界共通のプラットフォームから日本の情報を得ていることがうかがえる。
日本の越境ECで購入する商品は、エンタメ関連、ファッション、リユース品
「日本の越境ECで購入する商品について」(単一回答)という質問に対しては、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」が各エリアのトップとなり、特にアメリカでは54.9%を占める。またアメリカ、イギリスでは「本・CD・DVD・エンタメ」が2位となり、日本のコンテンツの強さが表れた結果となった。アジア圏の2位は、台湾は「「ファッション」、マレーシアは「リユース品」と、体格や生活様式の日本との親和性が現れる結果となった。
「訪日時のショッピングでECも活用したい」 56%以上が回答
今年6月に条件付きで再開されたインバウンドに関連して「訪日時の買い物の際に、店頭での購入だけでなく、ECも活用したいか?」という質問では、全体の56%以上が「ECも活用したい」と回答。店頭での買い物とあわせてECも活用したいという、インバウンド解除後のOMOが求められる結果となった。
「訪日後のリピート買いでの越境EC利用意向」は92%以上
「訪日後、越境ECで気に入った商品などをリピート買いしたいか?」という質問に対して、全体の92%以上が「リピート買いしたい」と回答。DXが進み、従来はインバウンドで購入していた商品の多くがオンラインで購入でき、自宅で受け取ることが可能になっている。越境ECの利便性の高さに魅力を感じ、継続の意思が高いことがわかる。
調査概要
- 調査対象:海外向け購入サポートサービス「Buyee」「Buyee Connect」を利用しているアメリカ、台湾、マレーシア、イギリスのユーザー
- 調査人数:1,894名
- 調査期間:2022年7月22日~28日
- 調査方法:オンラインアンケート
- 調査主体:BEENOSグループ