ナリス化粧品は、女性のメイクに関する使用実態調査を実施した。
マスク着用か否かでメイクが「同じ派」「違う派」は 半々
日常的にメイクをしていると答えた女性537名に、マスクをつけている時とつけていない時でメイクに違いがあるか否か尋ねた。「同じ」と答えた女性47.3%に対し、「違う」と答えた女性は46.7%で、ほぼ半々となった。
20代では、「同じ派」が「違う派」より10ポイント以上多く、30代後半以上40代半ば世代になると、「違う派」が「同じ派」を上回るが、全体的に見ると半々であると言える。
マスクをつけている頻度によって、メイクに違いが生じるのか調べてみると、「週に5~6日マスクをつけている」と答えた女性が、「同じ」と答えた率が高いものの、全体的には、マスクの着用頻度で大きな差はない様子。
また、「同じ」と答えた女性のうち、「メイクをすることが好き」と答えた女性は75.6%、「違う」と答えた女性のうち、「メイクをすることが好き」と答えた女性は73.9%。 マスクをつけている時も同じメイクだと答えた女性のほうが「とても好き」と答えた割合が高いものの、メイクの好き嫌いによって、マスク着用時のメイク方法の違いが出るわけではなさそうだ。
マスク着用時も同じメイク派「モチベーションがあがるから」3割超
マスクをつけている時と、つけていない時のメイクが「同じ」と答えた233名の女性に、同じメイクをする理由を複数回答で尋ねたところ、1位は「マスクを外した顔を見られるから」42.9%、2位は「メイクを変えるのが面倒だから」となった。
一方で、「マスクの着用の有無に関わらず、自分の好きなメイクをしたい」という女性や、「メイクをすることで、モチベーションがあがるから」と、自分の気持ちのコントロールにメイクをうまく取り入れている女性も3割を超える。また、メイクアイテムをうまく使いこなしている女性が多い若年層で、「同じメイク方法しかできないから」との回答もあった。
マスク着用時にしっかりメイクするのは「アイシャドウ」「アイライナー」
マスクをつけている時は、マスクをつけていない時のメイクと「違う」と答えた226名の女性に、アイテムごとに、マスクをつけている時とつけていない時でメイクに違いがあるか否か尋ねた。
全体的にマスクをつけている時は、つけていない時と比較して、メイクをしていないアイテムが多い傾向だが、「マスクをつけている時の方がしっかりメイクしている」アイテムの1位は、同率の「アイシャドウ」「アイライナー」の22.1%、「マスカラ」が20.4%で続いた。
また、マスクをつけている時のほうがメイクをしていないアイテムは、1位「口紅」61.1%で、2位が「チーク」52.7%で、マスクで隠れる部分のメイクは薄くなる傾向にあった。
調査概要
- 調査期間:10月1日~14日
- 対象:15歳~54歳の全国の女性、 2,111名
- 方法:インターネットによるWEB調査