SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

【ハイブリッド開催】ECzine Day 2025 Winter

2025年2月4日(火)13:00~18:45

ECホットトピックス(AD)

見るべき指標は9つ!月額2,000円のEC専用アクセス解析レポート『DeeBoard for EC』

 ECサイトの“健康状態”を把握するために分析したいが、Googleアナリティクスは難しくて使いこなせない。分析は得意だが、見るべきツールが複数あるなど時間をかけすぎている。どちらの場合も、ECの売上をアップしていくには好ましくない状況だ。それを解決すべく登場したのが、月額2,000円のECサイト専用アクセス解析レポート『DeeBoard for EC』である。Googleアナリティクスのeコマース設定をオンにするのみで、すぐに利用できる本サービスについて、提供するディーテラー 広瀬信輔さんに詳しく話を聞いた。

ECサイト専用アクセス解析レポート『DeeBoard for EC』とは

 2020年10月1日、月額2,000円のECサイト専用アクセス解析レポート『DeeBoard for EC』がリリース。先に提供したアクセス解析レポート『DeeBoard』をもとに、ECサイトに特化する形で新たに作られたものである。

ECアクセス解析サマリ|ディーボード
月額2,000円のECサイト専用アクセス解析レポート『DeeBoard for EC』の画面例

 DeeBoardは、Googleアナリティクスのデータをもとに、データビジュアライズツール「Google データポータル」を用いて、初心者でも見やすいアクセス解析レポートをほぼリアルタイムで自動生成するツールだ。Googleアナリティクスは広く浸透しているが、高機能であるがゆえに使いこなせないユーザーも少なくない。ディーテラーは、これまでのウェブコンサルティング経験を活かし、重要な指標をシンプルにまとめ、サイトの“健康状態”をひと目で把握できるようDeeBoardを作成した。

 実はDeeBoardは、外部に販売する目的で作られたのではない。ディーテラーが、社内のメンバーとクライアントが、時間と手間をかけずにサイトの“健康状態”を把握できるようアクセス解析レポートを作ったところ、その使い勝手の良さに外部への販売を行うことにしたという経緯がある。実際に自分たちで日々の業務に活用しているからこそ、ディーテラーではDeeBoardのクオリティに自信を持っている。

 DeeBoardのリリースから5ヵ月、ECに特化する形でわざわざ『DeeBoard for EC』を作ったのには、理由がある。

 「DeeBoardを気に入っていただいたECカートASPサービス『カラーミーショップ』様から、ECサイトに特化したものを作って連携してほしいとお声がけいただいたのがきっかけです。ECサイトの“健康状態”は、他のウェブサイトのようにPVやコンバージョンだけでは把握できません。注文数や収益といったECならではの指標で、かゆいところに手が届くサービスを目指して作りました」(ディーテラー株式会社 代表取締役社長 広瀬信輔さん、以下同)

 DeeBoardへの反響も大きかったが、『DeeBoard for EC』のユーザーも提供からひと月を待たずして急増していると言う。ECサイトの“健康状態”をひと目で把握できるとは、具体的にどのようなものか。ツールを詳しく見ていこう。

ECサイト分析、まずは「ECサマリ」レポートから始めよう

 『DeeBoard for EC』は、「ECサマリ」「EC売上分析」「EC売上詳細」「サマリ」「PVとセッション」「ユーザーと新規ユーザー」「リピーターと質の指標」「オーガニック検索」「PV・LPランキング」の合計9つのアクセス解析レポートが用意され、それぞれ、今月・前月・前々月・過去13ヵ月などのあらかじめよく利用する期間が設定されている。それぞれのレポートへの移動は、複雑な作業はなく、メニューでクリックするだけで移動できる。なお、「ECサマリ」「EC売上分析」「EC売上詳細」の3つがECサイト専用で、ほかの6つはDeeBoardと同様のアクセス解析レポートである。

 『DeeBoard for EC』のコンセプトを象徴する「ECサマリ」レポートから見てみよう。過去のECコンサル経験をもとに、ECサイトの“健康状態”を大まかに確認するため、「収益」「注文数」「平均注文額」「数量」「商品数/注文数」などの重要指標を9つピックアップ。前月のデータと比較したスコアカードで示している。ECに詳しい人であれば「これが見たかった」ものであろうし、初心者であれば「これだけ見ておけば良いのか」と安心できる。

 また、全レポートに共通するが、「メディア」「参照元/メディア」「性別」「年齢」「デバイス」でレポート結果を絞り込めるフィルタ機能も利用可能だ。

ECサマリ|ディーボード
『DeeBoard for EC』「ECサマリ」レポートの画面例

 「これらの指標は、Googleアナリティクスで直接確認したり、抽出したデータから計算すれば導き出せるものです。しかしそのためには、指標やディメンション(分析の切り口)を選択して掘り下げる等の作業が発生します。これを複雑だと苦手意識を持つ人が少なくないですし、得意な場合でもある程度の時間は費やすことになります」

 ECにおいては、たとえば1回の注文(トランザクション)の内訳を見てみると、複数商品が購入され、各商品の注文数がバラバラであるということはめずらしくない。こういった詳細な分析をGoogleアナリティクスで行うのは手間がかかるが、『DeeBoard for EC』では自動でデータを抽出して計算し、わかりやすい単語とグラフで示してくれるのがありがたい。

性別・年齢別ECレポート|ディーボード
性年代別の収益と注文数

 また、自分自身が直感的に判断できることの重要性はもちろん、上長や分析が専門でない人たちに共有するには、見やすくビジュアライズする必要もある。

 「『注文数』『平均注文額』『数量』などの指標は、性別や年齢別に、それぞれに最適なグラフでパッとひと目でわかるようにビジュアライズしています。このような属性別のレポートは、キャンペーンやメルマガの企画を考えたり、集客施策のターゲットを決める際に役立ちます」

「EC売上分析」レポートで、売上アップのための施策を打ちやすく

 次に「EC売上分析」レポート。その名のとおり、ECサイトの売上を分析するのに特化したレポートだ。今月~過去13ヵ月(前年同月比をデフォルトで表示)の「収益」「注文数」「平均注文額」「数量」「商品数/注文数」「注文率」を確認できる。

収益と注文数レポート|ディーボード
今月+過去13ヵ月の収益と注文数

 Googleアナリティクスで、「期間を設定」した経験がある人なら、比較したい期間があらかじめ設定されているありがたみが分かるはず。「過去13ヵ月」の期間設定は、年間計画を立てるのはもちろん、イベントやセールなど月ごとの特徴を把握すること、数ヵ月先のアクションを計画するといったことに役に立つ。(数字が確定している)前月数値の前年同月の数値が確認できるのは、地味にうれしいポイントだろう。

 期間を自ら設定したい場合には、【期間指定】と記載されたレポートで任意の期間を設定できる。

 注文数については、日別と累計の折れ線グラフによって「トレンド」の把握も可能だ。

ECトレンドレポート|ディーボード
「トレンド」の今月の注文数と注文率(累計、日別)

 「たとえば前月と比較して、注文数の積み上げが多いのか少ないのか、どの日を境目にそのような傾向になっているのかがわかります。もし不調な場合にはすぐに追加施策を打つことで、その月の予算達成のためのアクションが起こせます」

「EC売上詳細」レポートで商品ごとに掘り下げた分析が可能

 「EC売上分析」レポートを見て、個別の商品で分析を掘り下げたくなったら「EC売上詳細」レポートを見よう。今月~過去13ヵ月の「カート追加数」「商品注文数」「カゴ落ち率」や、商品ごとの「収益」「数量」「平均価格」「カゴ落ち率」を今月、前月、過去3ヵ月、過去13ヵ月の期間で集計している。

 EC事業者なら、やはり気になるのは「カゴ落ち率」だろうか。こちらも、Googleアナリティクスのデフォルトの指標にはないため、「カート追加数」と「トランザクションの回数」をもとに計算して割り出し、グラフ表示している。

カゴ落ち率|ディーボード
カゴ落ち率のグラフと改善のためのアドバイス

 「カゴ落ち率に限らず、指標の読みかたや対策などのミニ解説を画面内に記載しています。たとえばカゴ落ち率の改善なら、『①送料や手数料の見直し』『②アカウント作成なしで決済させる』『③購入完了までのプロセス簡略化』『④決済手段の拡充(ペイメントサービスの導入等)』『⑤合計金額を分かりやすく提示する』『⑥クレジットカード情報を入力するに足る信頼性の訴求』といった対策を示しています。そのサイトに特化したものではなくあくまで一般論なのですが、過去のコンサルティング経験から、ある程度パターン化することが分かりました。とくに初心者の方には有効なアドバイスになるのではないでしょうか」

 この他にも、「PVとセッション」「ユーザーと新規ユーザー」「リピーターと質の指標」など6つのアクセス解析レポートが追加費用なしで利用できる。

分析が苦手・得意な人も『DeeBoard for EC』で本来の業務に注力を

 Googleアナリティクスのデータをもとに、Google データポータルを用いて、重要な指標を見やすくビジュアライズしたECサイト専用アクセス解析レポート『DeeBoard for EC』。無料のツールを用いているとはいえ、月額2,000円という価格はリーズナブルだ。その理由を広瀬さんはこう語る。

 「ツール開発のきっかけが、自分たちで使うためであり、結果良いものができたので商品化したという経緯であること。そして月額2,000円という価格設定であれば、多くの方が注目し、話題にしてくださるのではないかと思ったからです」

 コロナ禍により、消費者のECサイトの利用や企業のECサイト構築が相次いだ。とくに、ライトユーザー向けECサービスは利用者が急増し、運営会社が発表する流通総額や株式市場での評価が跳ね上がっている。リアル店舗を営んでいたけれど、来店者が減ったためECサイトを始めたという中小・零細の事業者にとっても、『DeeBoard for EC』検討しやすい価格であり、ECサイトの分析を始めやすいツールだと言えよう。緊急事態宣言から半年、とりあえずECを始めた人たちも、売上をアップしていくために次のアクションを検討している頃合いだ。

 「DeeBoard for EC』は、Googleアナリティクスのeコマース設定をオンにするのみで、すぐに使えます。ディーテラーでは、Googleアナリティクス側の管理画面の初期設定を無料でお受けしています。『Googleアナリティクスに触ったことがないため、最初の設定をすべてお願いしたい』とのご依頼をいただく機会が多いのです。そのような初心者の方々でも、ECサイトの分析を始められるよう、指標を重要なものに絞り、画面の見やすさにこだわって『DeeBoard for EC』を作りました。分析を難しいものと恐れず、『DeeBoard for EC』によって、施策の成果をデータで確認していただく喜びを知っていただきたいです。そして、『DeeBoard for EC』をきっかけに分析に興味を持ち、自分でデータポータルをいじってみようといった方が出てきたらうれしいですね。

 分析が得意なEC事業者の方にありがちなのが、分析に割く時間が多すぎることです。Googleアナリティクスを見て、カートの顧客分析画面を見て、広告効果測定ツールを見て……といった事態に陥っていないでしょうか。熱心なのは良いことですが、EC事業者の方の本来の業務は分析だけではないはずです。『DeeBoard for EC』を用いることで分析にかけていた時間を減らし、コンテンツ改善やサイト内導線改善、CVR改善など、売上に直結する本来の業務の時間を増やしていただければと思います。『DeeBoard for EC』のウェブサイトでサンプルレポートがご覧いただけますので、ぜひ試してみてください」

アクセス解析の手間・時間を削減したい方へ

ディーテラーでは、Googleアナリティクスの初期設定を無料でサポート中。カスタマイズも可能です。この記事を読み、興味をお持ちの方は、ぜひサービスページからお申し込みください!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/8423 2020/11/05 11:00

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2025年2月4日(火)13:00~18:45

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング