メルペイとは?向いている人は?
メルペイとはメルカリが提供しているスマホ決済サービスで、メルカリのほかにもコンビニやドラッグストア、飲食店など全国の店舗でも利用できます。iD決済もしくはメルペイコード決済に対応している店舗が対象です。
メルカリアプリのメルペイアイコンをタップするだけで使えるため、メルカリアプリをインストールしている人は手軽に利用できます。
また、メルカリの売上金やポイントを支払いに利用できるので、メルカリの売上がある人やメルカリを利用している人には特におすすめと言えるでしょう。
メルペイのメリット・デメリット
次に、メルペイを利用するとどのようなメリットがあるのかを紹介します。また、利用にあたって覚えておきたいデメリット・注意点も解説するので、参考にしてください。
メルペイのメリット
メルペイの大きなメリットのひとつが、メルカリアプリで利用できる点です。他のアプリをインストールしたり使い分けたりする必要がないため、手軽に利用できます。
また、メルカリの売上金やポイントを利用して支払える点は、メルカリを利用している人にとって大きなメリットとなるでしょう。メルカリの売上金やポイントがない場合でも、ATMや銀行口座からのチャージが可能です。
さらに「メルペイスマート払い」という後払い決済方法も提供されているため、ライフスタイルや給料日などに合わせて支払いタイミングを選べるのもメリットです。
メルペイのデメリット
メルペイのデメリットとしては、クレジットカードからのチャージができないという点が挙げられます。クレジットカードのオートチャージ機能も利用できないため、残高が不足したらATMや銀行口座から都度チャージしなければなりません。
また、通常の買い物でメルペイ決済をしてもポイント還元がない点もデメリットと言えます。
メルペイスマート払い(あと払い)の特徴と注意点
メルペイスマート払いとはメルペイの支払い方法のひとつで、簡単に言うとあと払い決済サービスです。ここでは、メルペイスマート払いの特徴や注意点を見ていきましょう。
メルペイスマート払いの特徴
メルペイスマート払いなら、残高がないときでもATMや銀行口座からチャージする必要なく支払いができ、使った分は翌月にまとめて清算できます。
ただし、メルペイスマート払いを使えるようになるには、「かんたん本人確認」を終えていなければなりません。また、18歳未満は利用対象外となるため注意が必要です。
メルペイスマート払いの特徴は、以下の通りです。
- チャージ不要で利用分の支払いを翌月1回にまとめて清算できる
- あらかじめ利用上限金額を設定できる
- 毎月一定金額を支払う定額払いも選択できる
- 決済手数料が無料になる支払方法がある(メルペイ残高または自動引き落としの場合)
メルペイスマート払いなら、利用月の翌月1カ月の間に清算すればよく、計画的な利用のために利用上限金額の設定も可能です。利用上限金額は、審査で決まるため人によって異なります。定額払いを選んで、毎月の支払いが大きな負担にならないよう調整することもできます。しかし、定額払い手数料の実質年率は15%で、決して低くないので注意しましょう。
また、メルペイ残高または自動引き落としで清算すれば、あと払いの清算手数料はかかりません。
メルペイスマート払いの注意点
次に、メルペイスマート払いの注意点を見ていきましょう。
- 指定した支払日に支払えない場合、遅延損害金が発生する
- 既定の年齢(18歳)に達していなければ利用できない
- 20歳未満の場合、メルペイスマート払いの定額払いが利用できない
- 本人確認が必要
- 清算方法によって手数料が発生する(コンビニなどATMでの現金払いは220~880円)
メルペイスマート払いのもっとも大きな注意点は、支払いが遅れると遅延損害金が発生するという点です。遅延損害金は、発生したらその都度支払えばよいというものではなく、何度も発生すると支払い能力自体を疑問視されかねないため注意しましょう。
また、18歳以上でなければ利用できず、18歳以上20歳未満の場合はメルペイスマート払いの定額払いは利用できません。年齢に達しているか判断するため、本人確認をしなければ利用できなくなっています。
メルペイスマート払いの清算方法は全部で3つありますが、コンビニなどのATMから現金払いをする場合には、清算手数料がかかります。支払い方法の一覧と手数料は次の通りです。
メルペイスマート払い支払い方法 | 手数料 | 支払日 |
---|---|---|
銀行口座の自動引き落とし | 無料 |
6日、11日、16日、21日、26日 いずれかの日を指定 |
メルペイ残高払い | 無料 | 1日〜末日の好きなタイミング |
コンビニなどATMからの現金払い | 220〜880円 | 1日〜末日の好きなタイミング |
現金払いの手数料は、支払金額に応じて変わります。
支払い金額 | 清算時手数料(税込) |
---|---|
2,000円未満 | 220円 |
2,000~20,000円未満 | 330円 |
20,000~35,000円未満 | 550円 |
35,000~40,000円未満 | 770円 |
40,000円以上 | 880円 |
メルペイスマート払い(あと払い)設定手順と支払方法
メルペイスマート払い3つの支払い方法について、設定の仕方と利用のルールを見ていきましょう。
メルペイスマート払いの設定方法
設定そのものは難しくないので、手順どおりに進めると設定できます。ただし、ここで大切なのは、あと払いの利用上限額を設定しておくことです。
- メルカリアプリを起動する
- 「メルペイ」タブをタップ
- 「使い方」の「メルペイスマート払い」をタップ
- 「設定を始める」をタップ
- 「上記の利用目的で申込む」をタップ
- 「パスコード」画面で、自分で設定した4桁のパスコードを入力する
- 「利用上限金額を設定」画面で、選択肢から利用上限金額を選び、「この金額ではじめる」をタップ
引用:メルペイの使い方〜メルペイスマート払いの設定方法について〜|メルペイの使い方〜メルペイスマート払いの設定方法について〜
支払方法1. 自動引き落とし
銀行口座からの自動引き落としでは、利用月の翌月、6日、11日、16日、21日、26日から指定できます。6~21日を選んだ場合、指定日に引き落としができないと、自動的に次の引き落とし日に清算されます。
- 6日の場合:11日に引き落とし
- 11日の場合:16日に引き落とし
- 21日の場合:26日に引き落とし
- 26日の場合:支払い期限当日
26日は月内最後の引き落とし日のため、残高不足などで引き落としされなかった場合には、チャージして支払うかコンビニなどのATMから支払わなければいけません。ATMの場合、支払金額に応じて清算手数料がかかります。
銀行口座からの引き落とし失敗には注意が必要です。ほかの支払いと重なって残高が予想以上に減ってしまった、自動引き落としの未設定、本人確認未完了などの理由があります。一部の金融機関では、チャージや引き落としに対応していない場合があるため、こちらから確認しましょう。
自動引落しの操作方法は次のとおりです。
- 「マイページ>あと払い利用枠」の四角のボタンを選択する
※ボタンには「前月分を支払う」、「引落し日◯/◯」などの記載があります- 「支払い方法を選択する(赤ボタン)」または支払い方法の項目を選択する
- 支払い方法の設定画面で「自動引落し設定へ進む」を選択する
- 自動引落しの設定画面で「引落し日」、「残高・ポイントを優先的に使用」を設定する
※「残高・ポイントを優先的に使用」にチェックを入れると、引落し日にアプリ内にお持ちの残高、ポイントを優先的に支払いに利用し、不足分をご指定の金融機関から引落します
支払方法2. チャージ(メルペイ残高)
メルペイスマート払いの支払いをメルペイ残高で行う場合、自動ではなく手動になります。好きなタイミングを選べますが、うっかり忘れてしまわないよう注意しましょう。この支払い方法なら、清算手数料はかかりません。操作方法は次のとおりです。
- 「マイページ」「あと払い利用枠」の四角いボタンをタップ
- 赤い「支払い方法を選択する」ボタン、または支払い方法の項目をタップ
- 支払い方法の設定画面で「チャージして支払う」をタップ
- 支払い画面で、赤い「◯月利用分を支払う」ボタンをタップ
ポイントを利用する場合は、「ポイントを使用する」にチェックを入れる
「売上金・残高を使用する」にチェックを入れる- 「残高で支払いする」を選択する
支払方法3. コンビニ(ATM)
コンビニなどのATMから現金で支払う場合も、自動ではなく手動です。払い忘れがないように注意しましょう。また、現金払いを選択すると、ほかの支払い方法への変更はできません。支払の手順は大きく2つあり、支払予定日の設定と実際の支払いです。まずは、支払予定日の設定方法を見ていきましょう。
- 「マイページ」「あと払い利用枠」の四角のボタンを選択する
※ボタンには「前月分を支払う」、「引落し日◯/◯」などの記載があります- 「支払い方法を選択する(赤ボタン)」または支払い方法の項目を選択する
- 支払い方法の設定画面で「コンビニ/ATM」を選択する
- 「支払い予定日の目安」を選択する
- 「この支払方法を保存する」を選択する
次は、実際の支払いです。
- 「マイページ>あと払い利用枠」の四角のボタンを選択する
※ボタンには「前月分を支払う」、「引落し日◯/◯」等の記載があります- ◯月利用分の支払い画面で「コンビニ/ATMで支払う(赤ボタン)」を選択する
- 支払い先のコンビニ/ATMを選択する
※ポイントのご利用を希望される場合は、「ポイントを使用する」へチェックを入れる- 「お客様番号を発行する」を選択する
- ◯月分の支払い画面に表示されている「支払い手続きをする(赤ボタン)」を選択する
- 選択したコンビニ/ATMで現金を支払う
メルカリポイントは支払いに使える?
上記3つの支払い方法で、メルカリポイントを使うことができますが、支払いに使えるのは、友達招待やキャンペーンなどで付与された無償ポイントのみになります。メルカリの売上金で購入した有償ポイントは、支払いに利用できません。dポイントも同様に支払いには使えません。
まとめ
メルペイはメルカリアプリがあれば手軽に利用でき、全国の多様な店舗で利用できる便利な決済サービスです。メルカリユーザーでなくても利用できますが、支払いにはメルカリの売上金やポイントを利用できるため、メルカリを利用している人にとっては特におすすめと言えます。
また、メルペイには複数の支払い方法がある点もメリットです。中でも、メルペイスマート払いは翌月にまとめて清算でき、使い方次第では非常に便利なサービスです。
メルペイスマート払いには、今回詳しく紹介した内容のほかにも定額払いの繰り上げ払い、あと払い利用分の期間前払いなど、さまざまな支払い方法が用意されています。まるでクレジットカードのように使える便利さがある一方で、自己管理能力も問われる決済方法であるため、遅延損害金が発生しないように、余裕をもった支払サイクルの設定をおすすめします。