メルペイスマート払いのメリットと注意点

メルペイスマート払いなら、残高がないときでも、コンビニのATMから現金を入金したり、銀行口座からチャージしたりしなくても、支払いができる。チャージをしなくても買い物ができ、使った分を翌月にまとめて支払えるという便利な機能だ。
ただし、メルペイスマート払いを使えるようになるには、かんたん本人確認を終えていなければならない。また、18歳未満は利用対象外だ。では、メルペイスマート払いのメリットと注意点を見ていこう。
メルペイスマート払いのメリット
- チャージ不要で利用分の支払いを1回にまとめて翌月に清算できる
- あらかじめ利用上限金額を設定できる
- 毎月一定金額を支払う定額払いも選択できる
- 決済手数料が無料になる支払方法がある(メルペイ残高または自動引き落としの場合)
メルペイスマート払いなら、利用月の翌月1カ月の間に清算すればよくなる。計画的な利用のために利用上限金額の設定も可能だ。利用上限金額は、審査で決まるため人によって異なる。定額払いを選んで、毎月の支払いが大きな負担にならないよう調整することもできる。しかし、定額払い手数料の実質年率は15%と低くないので注意しよう。あと払いでありながら、メルペイ残高または自動引き落としで清算すれば、あと払いの清算手数料300円/1回がかからない。
次に、メルペイスマート払いを利用の注意点を見ていこう。
メルペイスマート払いの注意点
- 指定した支払日に支払えない場合、遅延損害金が発生する
- 清算方法によって手数料が発生する(コンビニなどATMでの現金払いは220~880円)
- 既定の年齢(18歳)に達していなければ利用できない
- 20歳未満の場合、メルペイスマート払いの定額払いが利用できない
- 本人確認が必要
メルペイスマート払いのもっとも大きな注意点は、支払いが遅れると遅延損害金が発生するという点だ。遅延損害金は、発生したらその都度支払えばよいというものではなく、何度も発生すると支払い能力自体を疑問視されかねない。そのために、年齢制限や本人確認が設けられているといっても過言ではないだろう。
メルペイスマート払いの清算方法は全部で3つあるが、コンビニなどATMから現金払いをする場合には、清算手数料がかかる。支払い方法の一覧と手数料は次のとおりだ。
メルペイスマート払い支払い方法 | 手数料 | 支払日 |
---|---|---|
銀行口座の自動引き落とし | 無料 |
6日、11日、16日、21日、26日 いずれかの日を指定 |
メルペイ残高払い | 無料 | 1日〜末日の好きなタイミング |
コンビニなどATMからの現金払い | 220〜880円 | 1日〜末日の好きなタイミング |
現金払いの手数料は、支払金額に応じて変わる。
支払い金額 | 清算時手数料(税込) |
---|---|
2,000円未満 | 220円 |
2,000~20,000円未満 | 330円 |
20,000~35,000円未満 | 550円 |
35,000~40,000円未満 | 770円 |
40,000円以上 | 880円 |
支払方法の設定と3つの清算方法

メルペイスマート払い3つの支払い方法について、設定の仕方と利用のルールを見ていこう。
メルペイスマート払いの設定方法
設定そのものは難しくないので、手順どおりに進んでいこう。ここで大切なのは、あと払いの利用上限額を設定しておくことだ。
- メルカリアプリを起動する
- 「メルペイ」タブをタップ
- 「使い方」の「メルペイスマート払い」をタップ
- 「設定を始める」をタップ
- 「上記の利用目的で申込む」をタップ
- 「パスコード」画面で、自分で設定した4桁のパスコードを入力する
- 「利用上限金額を設定」画面で、選択肢から利用上限金額を選び、「この金額ではじめる」をタップ
これで設定は完了となる。次は、3つの清算方法それぞれの設定の仕方だ。
自動引き落とし
銀行口座からの自動引き落としでは、利用月の翌月、6日、11日、16日、21日、26日から指定できる。6~21日を選んだ場合、指定日に引き落としができないと、自動的に次の引き落とし日に清算される。
- 6日の場合:11日に引き落とし
- 11日の場合:16日に引き落とし
- 21日の場合:26日に引き落とし
26日は月内最後の引き落とし日のため、残高不足などで引き落としされなかった場合には、チャージして支払うかコンビニなどのATMから支払わなければならない。ATMの場合、支払金額に応じて清算手数料がかかる。
銀行口座からの引き落とし失敗には注意しよう。ほかの支払いと重なって残高が予想以上に減ってしまった、自動引き落としの未設定、本人確認未完了などの理由がある。一部の金融機関では、チャージや引き落としに対応していない場合があるため、こちらから確認しよう。
操作方法は次のとおりだ。
- 「マイページ」「あと払い利用枠」の四角いボタンをタップ
- 赤い「支払い方法を選択する」ボタン、または支払い方法の項目をタップ
- 支払い方法の設定画面で「自動引落し設定へ進む」をタップ
-
自動引落しの設定画面で「引落し日」、「残高・ポイントを優先的に使用」を設定する
「残高・ポイントを優先的に使用」にチェックを入れておくと、引落し日にアプリ内の残高やポイントがまず支払いに利用され、不足分が指定の金融機関から引き落とされる
チャージ(メルペイ残高払い)
メルペイスマート払いの支払いをメルペイ残高で行う場合、自動ではなく手動になる。好きなタイミングを選べるが、うっかり忘れてしまわないよう注意が必要だ。この支払い方法なら、清算手数料はかからない。操作方法は次のとおりだ。
- 「マイページ」「あと払い利用枠」の四角いボタンをタップ
- 赤い「支払い方法を選択する」ボタン、または支払い方法の項目をタップ
- 支払い方法の設定画面で「チャージして支払う」をタップ
-
支払い画面で、赤い「◯月利用分を支払う」ボタンをタップ
ポイントを利用する場合は、「ポイントを使用する」にチェックを入れる
「売上金・残高を使用する」にチェックを入れる - 「残高で支払いする」を選択する
コンビニ(ATM)
コンビニなどのATMから現金で支払う場合も、自動ではなく手動だ。払い忘れがないように注意しよう。現金払いを選択すると、ほかの支払い方法への変更はできない。支払の手順は大きく2つある。支払予定日の設定と実際の支払いだ。まずは、支払予定日の設定方法を見ていこう。
- 「マイページ」「あと払い利用枠」の四角いボタンをタップ
- 赤い「支払い方法を選択する」ボタン、または支払い方法の項目をタップ
- 支払い方法の設定画面で「コンビニ/ATM」をタップ
- 「支払い予定日の目安」をタップ
- 「この支払方法を保存する」をタップ
次は、実際の支払いだ。
- 「マイページ」「あと払い利用枠」の四角いボタンをタップ
- ◯月利用分の支払い画面で、赤い「コンビニ/ATMで支払う」ボタンをタップ
-
支払先のコンビニ/ATMをタップ
ポイントを利用する場合は、「ポイントを使用する」にチェックを入れる - 「お客様番号を発行する」をタップ
- ◯月分の支払い画面に表示されている、赤い「支払い手続きをする」ボタンをタップ
- 選択したコンビニ/ATMで現金を支払う
メルカリポイント
上記3つの支払い方法で、メルカリポイントを使うことができる。ただし、支払いに使えるのは、友達招待やキャンペーンなどで付与された無償ポイントのみだ。メルカリの売上金で購入した有償ポイントは、支払いに利用できない。dポイントも支払いには使えない。
さまざまな支払い方法
メルペイスマート払いには、このほかにも定額払いの繰り上げ払い、あと払い利用分の期間前払いなど、さまざまな支払い方法が用意されている。まるでクレジットカードのように使える便利さがある一方で、自己管理能力も問われることになる。遅延損害金が発生しないよう、余裕をもった支払サイクルの設定をおすすめしたい。