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BASEの運営手数料4つ|販売費用が高いか安いか判断するには?

 BASE出店にかかる費用や手数料はいくらなのだろうか。数あるネットショップの中でも知名度が高いBASEは、初心者から販路拡大を考える人まで、さまざまなユーザーにとっての出店先候補に挙がることが多い。そこで今回は、BASEでネットショップを運営する際に必要となる手数料について説明する。出店の費用が高いか安いかを判断するための考え方も合わせて紹介していく。

BASEでネットショップを運営するのに必要な4つの手数料

 BASEでネットショップを運営するのに必要な手数料は4つ。販売に必要な手数料と売上金回収に必要な手数料とに分かれる。それぞれに詳しく見てみよう。

販売に必要な手数料2つ

 販売にかかる手数料は、「サービス手数料」と「決済手数料(BASEかんたん決済手数料)」の2つだ。

 BASEには2つの料金プランがあるが、そのどちらでもサービス手数料と決済手数料を支払う。名称は異なるが、どちらも送料を含む1回の注文の合計額に対して課金されるものだ。

 手数料の割合や課金体系はプランによって異なるため、後述する。

サービス手数料 2.9~3.0%
BASEかんたん決済手数料 3.6%+40円または月額5,980円(税込)

 BASEは7種類30社以上の決済方法に対応しているが、そのいずれであっても、一定の手数料で利用できるということだ。具体的な決済方法は以下の7つ。

  • クレジットカード
  • キャリア決済
  • 銀行振込
  • コンビニ払い・Pay-easy
  • 後払い
  • PayPal
  • Amazon Pay

売上金回収に必要な手数料2つ

 売上金回収にかかる手数料は、事務手数料と振込手数料の2つだ。BASEでは、ネットショップの売上金はBASE預かりとなる。売上金は指定の銀行口座に自動的に振り込まれないので、都度、振込申請をする必要がある。

事務手数料 一律250円
振込手数料 500円(2万円未満)。2万円以上の場合は無料

 つまり、2万円未満で振込申請をすると、合計750円が手数料として差し引かれ、19,250円が振り込まれるということだ。

 振込申請には、1日に申請できる回数や金額の上限が設けられている。また、ネットショップの売上金(振込可能残高)が手数料を超えていないと振込申請ができない。

振込申請できる回数 1日1回
振込申請できる金額の上限 100万円
振込申請に必要な最低残高 751円以上

 振込申請をしてから指定の銀行口座に振り込まれるまでの日数は、10営業日となる。見ておこう。もっと早く振り込みが必要な場合は、期間を短縮する急ぎ対応がある。「お急ぎ振込」だ。急ぎの場合、振込対応は次のようになる。

お急ぎ振込の振込日 申請の翌営業日(午前10時以降の場合は翌々営業日)
お急ぎ振込の振込手数料 振込申請金額の1.5%
お急ぎ振込に必要な最低残高 762円以上

 売上金の振込申請について、注意を要することが1点だけある。それは、最初の振込申請を180日以内にしておかなければならないことだ。売上金は、売上が計上された日から180日を超えると失効する。

 ただし、一度でも振込申請をしたことがあると売上金の自動的な失効を防げる。BASEに出店して最初に売上が計上された日から180日がいつになるのかを記録しておこう。

2種類の料金プラン

 BASEには2種類の料金プランがある。「スタンダードプラン」と「グロースプラン」だ。グロースは英語のGrowthで、成長を意味する。

スタンダードプラン

 スタンダードプランは、月額費用ゼロ円から始められるプランだ。BASEに新規登録すると初期設定で選択されている、従来のプランでもある。初期費用も固定の月額費用も支払うことなく、ネットショップで商品やサービスが売れたら手数料を支払う仕組みになっている。

サービス手数料 3.0%
BASEかんたん決済手数料 3.6%+40円

 例えば、3,000円の商品が1個売れた場合(送料500円)の具体的な手数料とネットショップの売上金を見てみよう。サービス手数料も決済手数料も1回の売上合計額(送料込み)に対して計算されるため、次のようになる。小数点以下は、四捨五入だ。

サービス手数料:105円=3,500円×3.0%

BASEかんたん決済手数料:166円=3,500円×3.6%+40円

手数料合計:271円=105円+166円

ネットショップの売上金:3,229円=3,500円-271円

 売上合計額3,500円に対してかかる合計手数料は271円だ。この場合、実質的な手数料は、7.74%ということになる。もちろん売上額に応じて割合は変動するため、この数字はあくまでも目安だ。ちなみに、売上合計金額(送料含む)が1万円の場合、手数料の合計は700円で7%となる。

グロースプラン

 グロースプランは、決済手数料を固定月額として支払う代わりに、サービス手数料が安くなるプランだ。2022年4月に追加された。月次の売上が17万円を超える場合は、販売にかかる手数料がスタンダードプランより安くなる。決済手数料は売上金から差し引かれず、別途クレジットカードで支払う仕組みになっている。

サービス手数料 2.9%
BASEかんたん決済手数料 月額5,980円(税込)

 こちらも販売手数料を試算してみよう。BASEかんたん決済手数料は日割り(30日)とした。

サービス手数料:102円=3,500円×2.9%

BASEかんたん決済手数料:199円=5980円÷30日

手数料合計:211円=102円+199円

ネットショップの売上金:3,289円=3,500円-211円

 決済手数料は2.9%だ。BASEのサイトでは、業界最安値を謳っている。なお、決済手数料は年払いもできる。12ヶ月分を一括払いする場合には、59,760円で、1ヶ月に換算すると4,980円だ。毎月支払う場合と比較すると、1,000円安く抑えられる。

 なお、BASEでは、2つのプランのどちらを選んでも、使える機能に差はない。両プランの違いは販売手数料だけだ。

販売費用が高いか安いかを決めるものとは?

 BASEの4つの手数料と2つの料金プランを見たところで、次に気になるのは、その手数料が高いのか安いのかだろう。手数料がどれくらいの金額になるのかはネットショップ運営上もちろん重要だが、判断の前にそれ以外の部分に目を向けることをおすすめしたい。以下、BASEの特徴を挙げておく。

  • 初期費用や運営費用ゼロでネットショップを開設できる
  • ネットショップ運営初心者を想定した直感的でわかりやすい操作
  • 決済方法の多さ
  • 料金プランによる機能制限なし
  • 充実の無料サービス:メルマガ無制限配信、登録できる商品数の上限なし、抽選販売、独自ドメイン、拡張機能Appsなど
  • SNSとの連携のしやすさ
  • 資金調達も可能
  • 知名度や集客力

 この中でも、無料サービスについて触れておきたい。BASEはネットショップを初めて開設する人をターゲットとしているため、操作が簡単でわかりやすいという特徴がある。その反面、初期設定でできることの自由度は高くない。そこで登場するのが、拡張機能Appsだ。

 拡張機能Appsを使えば、ネットショップのデザインや機能をカスタマイズできる。ネットショップのデザイン変更や集客・販売促進のためのクーポン配布、Instagramでの販売、TikTokとの連携、事務仕事を効率化できるネットショップのデータダウンロードなど、さまざまなものがある。

 BASEのTVCMが印象に残っているという人もきっと少なくないはずだ。知名度や集客力も高い。2022年1月には、ネットショップ数が170万を超えた。手数料などの費用をはじめとして、そのほかの価値も考慮の上、出店するかどうかを決めよう。

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EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

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