どんな人がメルカリで野菜を販売しているのか
メルカリが行った調査によると、現在メルカリで野菜を販売しているのは、ほとんどが個人農家で、販路のひとつとして販売しているのです。
また、家庭菜園で育てた野菜を売っている個人や、趣味で山に入りとってきた山菜を売っている個人も増えてきています。
メルカリで野菜はなぜ売れる?
ネットで野菜を買うのは、ハードルが高いと感じて いる人も多いはずです。「腐っていたらどうしよう」「野菜は実物を見て買いたい」などと不安に感じる人もいるでしょう。しかし、メルカリでは食品カテゴリの中でも野菜・果物の人気が高く、販売されている野菜は、売り切れとなっている商品が多くあります。それは一体なぜなのでしょうか。
値段が安いから
メルカリで野菜が売れる一番の理由は、安さといえます。個人農家がメルカリに直接出品するためマージンがかからない分、スーパーで売っている野菜よりも値段が安いものが多いのです。
また、スーパーでは売れないような規格外の商品も、「訳あり」として安い価格設定でメルカリに出品されています。 最近は物価の上昇が続いていますから、毎日食べる野菜を少しでも安く買いたいという人が、メルカリで安くておいしい野菜を買い求めているのです。
ユーザー数が多いから
メルカリの月間利用者数は1,000万人以上です。それだけの人がいるマーケットに野菜を出品するということは、自分の野菜がお客の目にとまる機会も増えるということになり、必然的に売れる確率も高まります。
スーパーなら、場所や規模にもよりますが、月間利用者は4万人程度なため、月間利用者数が多いメルカリに野菜を出品することで、売れる可能性が高くなるのです。
フォロワー(ファン)が増えるから
メルカリには、フォロー機能がついています。お客があなたをフォローした場合、出品時に通知がいくようになっているため、出品後すぐに野菜が売れることも少なくありません。
もちろん、フォロワーを増やすには、野菜がおいしい、発送が早いなど品質やサービスの質を上げてファンを増やす必要があります。
メルカリで野菜を販売するときの注意点
メルカリで野菜を販売するときは、ここで紹介する3つの点に注意しましょう。
野菜を加工して販売する場合は届け出が必要
野菜をそのまま販売するのは問題ありませんが、ジュースやドレッシングなどの加工品にして販売する場合は、届け出や営業許可が必要です。
自社HPのURLを添付するのはNG
メルカリでは、外部サービスへの誘導行為を禁止しています。商品ページや取引ページに、自社ホームページのURLや電話番号を記載するのもNGです。これは、外部リンク先で直接振込を促し、商品を発送しない詐欺行為を防止するための対策です。
メルカリ事務局に外部サービスへの誘導行為が見つかった場合は、取引キャンセルや商品削除、利用制限などの措置がとられる可能性があります。また、外部サービスを使用してなにかトラブルが起こった場合、メルカリからのサポートは一切ないため注意が必要です。
送料は出品者負担にする
野菜は配送時間が長いほど鮮度が落ちてしまうため、クール便で送るのがおすすめです。しかし、クール便は送料が高いため、送料を購入者負担にしてしまうと購入者が「送料を節約しよう」と通常の郵送方法を選択してしまう可能性があります。
購入者においしい野菜を食べてもらうためには、送料を出品者負担にしてクール便で発送しましょう。また、送料は出品者負担の方が売れやすい傾向もあります。
メルカリで野菜をたくさん売るコツ
「さぁ! メルカリで野菜を売るぞ!」と思っても、闇雲に出品するだけでは売れる可能性は低いです。メルカリで野菜をたくさん売っているアカウントには、ある共通点があります。
ここでは、メルカリで野菜をたくさん売るコツを3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
写真にこだわる
お客が野菜を手にとって確認できないメルカリでは、商品写真が商品購入の大きなカギを握ります。野菜の写真は、お客が思わず「食べてみたい!」と思うように、シズル感を出すのがいいでしょう。たとえば、トマトやナスに水滴をつけてからザルに乗せて撮影するだけで、「洗いたての野菜」「みずみずしい野菜」といったシズル感を演出できます。水滴は、霧吹きではつきにくいため、撮影の直前まで冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
写真加工アプリでシズル感を出す方法もありますが、あまりに加工しすぎると、購入者が本物とのギャップに驚く場合があるためおすすめできません。
写真は野菜の詳細がわかるように撮影し、なおかつおいしそうに見せるといいでしょう。メルカリでは写真を最大10枚掲載できるため、お客が商品をじっくり見られるように、できるだけ多くの写真を掲載するのもポイントです。
紹介文やプロフィール文を詳しく記載する
紹介文は、野菜についてできるだけ詳しく記載しておくと、お客が安心して購入に進めます。
野菜の特徴や収穫日のほかに、保存方法やおすすめの調理方法なども記載しておくとほかの出品者と差別化できるでしょう。 たとえば次のように…
- 温室で育てた〇〇県産のきゅうりです。
- 花が咲いてから1週間程度で収穫しているため色と皮が薄めです。そのため皮を剥かなくてもおいしく召し上がれますよ。
- 味が濃いきゅうりなので、サラダやきゅうりの浅漬はもちろん、そのまま丸かじりしても最高です。ビールのおつまみにいかがでしょうか。
- 80サイズのダンボールに40本ほど詰めて発送いたします。きゅうりは寒さに弱い野菜ですので、到着後は10~13℃の環境で保存してください。夏なら冷蔵庫の野菜室、冬なら冷暗所での保存がおすすめです。
プロフィール文は、商品ページをみたお客が「この出品者はどんな人なんだろう」「ほかにはどんな野菜を出品しているんだろう」と気になって読むことが多いため、販売者の名前を記載しておくと、信用度が上がりファン(フォロワー)が増えやすいでしょう。
丁寧な対応・梱包を心がける
野菜は生ものなので衛生面に気をつけ、清潔な緩衝材やダンボールを使用し、丁寧に梱包しましょう。
野菜が売れた後は、お礼の言葉といつ発送するかをメッセージで伝え、できるだけ早く発送するのがおすすめです。商品ページに発送までの日数を記載する欄がありますが、あまり見ていない購入者も多いため、野菜が売れてから2~3日後に発送になる場合は、あらかじめその旨をメッセージで伝えておくと購入者も安心できるでしょう。
丁寧な対応や梱包を続けていれば良い評価がついて、リピーターも増えていくはずです。
メルカリでの野菜販売はコツさえつかめば売れやすい!
今、メルカリでは野菜の売れ行きが好調です。今後も少しずつ物価が上昇していくことが予想されるため、ますますメルカリで野菜を買う人が増えるでしょう。
メルカリでの野菜販売は、商品写真や紹介文、対応や梱包などを丁寧に行うことで売れやすくなります。 野菜の販路を増やしたいと考えている人は、これを機にぜひメルカリでの販売を検討してみましょう。