SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

レスポンシブECサイトのススメ

レスポンシブ導入でECサイト運用効率アップ! 移行するなら知っておきたい、コストと知識


モバイル化、マルチスクリーン化時代を攻略する「レスポンシブECサイト」とは? 第7回は、担当者に聞いた、レスポンシブECサイトの実態です。

レスポンシブECサイト運営担当者に聞いた、運用効率アップ!

 前回は、レスポンシブ化を行ったことによるCVR(転換率)への影響について検証しました。今回は、レスポンシブECサイトの実担当者に聞いた運用効率について検証してみたいと思います。

 前回に続き、ご協力いただいたECサイトは以下です。

運用効率アップ事例1:新規ページ追加更新作業の軽減

 運用効率については、レスポンシブECサイトを運営している3社のヒアリングを統合すると、「新規ページ追加更新の作業手間(工数)が大幅に削減された」という結果が得られました。数値で見ると約60%程度となっています。

参考:リネアストリア、構築運用技術レスポンシブECサイトを導入「MMDラボ」

 中でも特に運用効率が高まったのは、「デバイスごとの画像作成やページ作成が必要ない」という点です。例えば、特集ページを構築する運用工程でその改善効果を検証してみると、これまでは7工程必要だったものが、レスポンシブECサイトへ移行してからはわずか2工程で済むようになりました。

運用効率アップ事例2:サイト細部まで管理可能に

 次に運用効率が高まったのは、「これまでは各デバイスのページ更新は素人では難しかったが、レスポンシブECサイトは1ソースのみの更新なので、素人でもマルチスクリーンコンテンツの更新が可能」(ブラデリスニューヨーク制作担当者)という言葉に代表されるように、マルチスクリーンECサイトの下層ページの細部にまで管理ができるようになったことです。

 「これまでは時間がなく、末端ページのコンテンツまで管理が行き届かなかった。また細部ページのリダイレクト対応もできていない状態だった」(リネアストリア担当者)という声にもあるように、デバイスごとの管理が必要なくなり、サイトの細部まで管理ができるようになったのです。

 その結果、低減していた運用工数分をこれまで実施できなかった作業に振り分けることが可能になりました。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
レスポンシブ化によるECサイトの好調スパイラル

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
レスポンシブECサイトのススメ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社ロックウェーブ 代表取締役 岩波 裕之(イワナミ ヒロユキ)

同志社大学工学部卒業後、トヨタ自動車、セブン-イレブン・ジャパンを経て株式会社ロックウェーブ創業。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/1132 2014/10/17 09:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング