日本ユニシスは、店舗業務の作業時間を削減し損失粗利や機会損失を削減する、AIロボットサービス「RASFOR」の提供を開始した。本スーパーマーケット事業を営むユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)と共同で開発を進めている。
スーパーの閉店後、ロボットが無人の店内を自律走行しながら商品棚の画像を撮影し、AIが解析することで、売価・POP期限・品切れのチェックを行う。人的業務をロボットが代行することで、深刻化した人手不足を解決し、ニューノーマル時代における業務のデジタル化ニーズに対応する。自律走行・自動撮影・画像解析の機能を搭載し、小売店の業務を代行するロボットが商品として提供されるのは国内初となる。
日本ユニシスは、ニーズ多様化に伴う業務の高度化・深刻な労働力不足などの小売業課題への解決策とし て、サービス・業務・運営に最新テクノロジーによる三位一体の変革を行う小売業の未来像「New Retail Trinity Model」を提唱。今回リリースする「RASFOR」はこのサービス群のひとつとして提供す るものであり、引き続き「New Retail Trinity Model」に沿って、小売業に向けた商品・サー ビスを提供していく。
売場の可視化が進行する中、ロボティクスによる画像データの収集・活用が不可欠に。 2021年6月までに、陳列状況を把握する棚割実態把握機能の追加を予定。「RASFOR」によって得られる新たなデータ利活用の提案を通して、今後も小売業の業務を支援する考え。