共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは、 新型コロナウイルス感染症の影響による消費者意識と行動変化の実態を把握するため、「Pontaリサーチ」にて1万人を対象に、 「新型コロナウイルスに関する消費者意識調査」を2020年5月27日(水)に実施した。サマリーは次のとおり。
アルコール関連
新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛や飲食店の休業要請により、 自宅での飲酒(宅飲み)が増加。オンライン飲み会なども話題となったが、 宅飲みの増加は普段から自宅で飲酒していた人の飲酒回数、 飲酒量が増加したことによる影響が大きい。ごくわずかだが普段自宅でお酒を飲む習慣がなかった方の一部で、 自宅で飲酒することが習慣化しそうな傾向が見られた。
コロナ禍では飲食店の休業などにより宅飲みが増加傾向にあったが、 普段から自宅で飲酒する人の多くはコロナ終息後、 飲食店の利用が増加すると回答。宣言解除とともに“飲食店利用”への復帰傾向が見られる。
冷凍食品
テレワークや臨時休校により、子ども・配偶者の食事を作る機会が増加したことで、冷凍食品の利用が増加。テレワークなどで自炊をする人も増加したが、自炊機会が増加した人ほど冷凍食品の支出が増加する傾向が見られた。
また、子どもや配偶者の食事を作る機会が増加したことでストレスを感じる人が増加している傾向があり、ストレスを強く感じている人ほど冷凍食品を利用している。
菓子類
新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークや臨時休校で家庭に配偶者や子どもがいる時間が増加したことによって、子どもへ買い与える菓子類の増加や、親が子どもと一緒に食べるための菓子類の増加が見られた。
また、男性よりも女性のほうが菓子類の増加傾向が見られ、専業主婦の増加がより強く見られた。
本調査は、2020年5月27日(水)、」20~60代男女のPontaリサーチ会員へのウェブアンケートで実施。有効回答数は10,000サンプル(20~60代×性別の割付で各1,000サンプル)、さらに、ライフスタイルや価値観による区分にて4,500サンプルを別途回収した。