Automagiは、 2019年12月に内閣府の「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期スマート物流サービス」に採択されたプロジェクトにおいて、 荷姿のサイズを容易に測定できる技術を一部開発したと発表。
Automagiは2019年12月から、スマート物流を支援するスマホAIアプリケーション基盤技術をテーマに「物流・小売業界の人手不足」「ニーズの多様化とそれに伴う効率性の低下」を映像処理AI技術にて解決すべく、 研究開発に取り組んでいる。
今回発表する技術は、 当プロジェクトにおいて物流作業で自動化・省力化が期待される荷姿のサイズ測定を画像認識を通じて実現するもの。 AI(ディープラーニング)と端末側のAR技術を活用し、 スマートフォンやタブレット端末で荷物を撮影するだけで対象物の輪郭を自動的に取得。 現在は立方体の定型荷物に限って90%以上の精度で測定を実現している。
具体的な活用シーンとしては、「トラックドライバーの方の料金特定」「コンビニでの宅配収集」「倉庫管理のためのマスタデータ作成」を想定。
将来的には非定型の荷物にも対象を広げて荷物の3辺の長さを検出できることを目指す。 Automagiでは2021年にかけてスマート物流を支援する基盤技術研究及びアプリケーションの開発を進め、 物流業界の課題ひいては社会課題の解決とさらなる発展へ貢献していくとのこと。