SNSマーケティング支援サービスを提供するホットリンクは、Instagramの利用動向に関する調査結果を発表した。調査結果の詳細は、次のとおり。
Instagramユーザーの半数以上が「毎日」利用
Instagramの利用頻度は、「毎日」と答えた人が最も多く50.6%、「週に4〜6回」が12.0%、「週に2〜3回」が14.0%となった。
主な利用目的1位は「知り合いではないアカウントの投稿を見る」
Instagramの主な利用目的として「芸能人やインフルエンサーなど、知り合いではないアカウントの投稿を見る」が64.8%で1位だった。次いで「家族や友人など、知り合いの投稿を見る」が57.6%となっている。僅差で「趣味や興味のある、特定カテゴリーの投稿を見る」が50.3%となった。
よく閲覧する場所は「フィード」「ストーリーズ」が上位
Instagramでよく閲覧する場所について質問したところ、「フィード(タイムライン)」が75.3%、「ストーリーズ」が55.2%だった。このことから、アプリを開いた際に表示されるフィード(タイムライン)の閲覧が多いとわかる。また、検索機能も比較的多く閲覧されているため、Instagramが検索ツールとして使用されている様子がうかがえる。
よく「保存」するコンテンツは「How To投稿(レシピ、メイク方法など)」
Instagramでよく「いいね」するコンテンツは、「綺麗だと思った投稿(人物・モノ・風景問わず)」が64.0%、「面白いと思った投稿(ネットミーム、ネタ動画)」が54.4%となった。
Instagramでよく「保存」するコンテンツは、「How To投稿(レシピ、メイク方法など)」が22.7%で、最も多い結果となった。
また、Instagramでよく「シェア」するコンテンツを質問したところ、「面白いと思った投稿(ネットミーム、ネタ動画)」が27.1%だった。
企業アカウントを「フォローしている」ユーザーは61.1%
企業アカウントをフォローしているユーザーは61.1%で、企業アカウントからも情報を取得しているユーザーが、過半数にのぼるとわかった。
さらに、企業アカウントとDMをしたことがあるか質問したところ、「DMをしたことがある」と回答したユーザーは9.8%だった。DMの目的は「商品や営業時間、在庫に関する問い合わせ」が1位となっている。
Instagramの投稿が商品との出会いのきっかけになるケースも
Instagramで発見した商品について、同サービス内で詳細情報を検索したことがあるユーザーは55.0%だった。そのほか、Instagramで知った商品の詳細情報を得るために、ユーザーがInstagram内外で検索行動をしていると判明した。
約55%がInstagramをきっかけに商品を購入
約55%のユーザーが、Instagramの投稿をきっかけに何らかの方法で商品を購入した経験があることがわかった。購入経路としては「後日外部サイトで検索をしてECサイトで購入した」が最も多く、28.8%となっている。
Instagramの投稿がきっかけで商品を購入したことがあるユーザーに、実際に購入・利用したことがあるものを質問したところ、「食品・飲料品」「化粧品」「ファッション用品」の3つが上位を占めた。
商品購入時、「企業アカウントの投稿」を参考にするユーザーも
Instagramの投稿がきっかけで商品を購入したことがあるユーザーに、購入時に参考にする情報を聞いたところ、「企業アカウントの投稿」がトップに。なお、いずれの選択肢も、参考にするユーザーは40%を超えていた。
また、Instagramの投稿がきっかけで商品を購入したことがあるユーザーに、商品購入時に最も参考にする情報を聞いたところ、「インフルエンサーの投稿」がトップという結果だった。
約35%のユーザーがInstagramで知った商品をInstagram内外でシェアしている
Instagramで知った商品の情報をシェアした経験があるユーザーは、約35%にのぼった。シェアの方法は、Instagram上が最も多い一方で、ほかのSNSや口頭でシェアするユーザーも一定数いることがわかった。
リール動画をよく見ているアカウントが「ある」ユーザーは5.6%
リール動画をよく見るアカウントがあるユーザーは、5.6%という結果だった。
Instagram以外で利用しているSNSは「LINE」「YouTube」「X(Twitter)」が上位
Instagram以外で利用しているSNSは「LINE」「YouTube」「X(Twitter)」が上位を占め、いずれも75%を超えるユーザーが利用していた。
調査概要
- 調査期間:2024年5月23日~2024年5月27日
- 調査対象:Instagramを利用したことがある日本在住の男女
- 調査人数:1,000名
- 調査方法:インターネット調査