BtoB製造業のデジタルコミュニケーションを支援するイントリックスは、製造業従事者を対象に、製造業における問い合わせを起こすまでのユーザー行動調査を実施し、その結果を公表した。
同調査結果のポイントは、次のとおり。
6割以上が製品選定時にGoogleなどの検索エンジンを利用
ユーザーが業務上必要な製品サービスを選定する際、どのような媒体を利用するかを調査した。もっとも多かった回答は「Googleなどの検索エンジン」の62%で、SEO対策の重要性が顕著に現れた結果となった。次に多かった回答は「企業のWebサイト」の59%。こちらも6割近くが比較検討に利用していることがわかった。
企業のウェブサイトに期待するのは情報の新しさと質
製品選定時に「企業のウェブサイト」を利用すると回答した人を対象に、さらにその理由についてもたずねた。
「掲載されている情報が新しいため」「欲しい情報がいちばん載っているから」と回答した人がどちらも39%と、1位タイで並ぶ結果に。ユーザーは企業のウェブサイトに対し、ニーズに合った質の良いコンテンツが、常に最新の状態で掲載されていることを期待しているとうかがえる。
約4割が製品選定時に1か月以上比較検討
ユーザーが業務上必要な製品サービスを選定する際、どのくらいの期間検討するかを調査した。
もっとも多かった回答は「1-2ヵ月」の37%で、約4割が1か月以上比較検討することが判明。また、半年以上かけるという回答が5%、1年以上かけるという回答も3%あった。BtoB製品の選定はBtoC製品と比べ、長期化傾向にあることがみてとれる。
約8割が営業と接点を持つ前にウェブ上で選定
ユーザーが業務上必要な製品サービスを選定する際、どの段階で営業担当者へ問い合わせるかを調査した。
「企業のウェブサイトではおおまかな会社概要だけを確認し、比較検討の候補を数社に絞った段階で問い合わせをする」「企業のウェブサイト以外にも、製品情報やレビューなどを幅広く確認し、比較検討を2~3社に絞った段階で問い合わせをする」と回答した人は合計で78%となり、約8割が営業と接点を持つ前にウェブ上で何らかの情報を確認し、選定を行っている現状が見えてきた。
調査概要
- 調査期間:2023年12月18日~19日
- 調査対象者:製品選定または購買プロセスのいずれかに主体的に関わっている製造業従事者
- 調査人数:200名
- 調査方法:インターネット調査