アパレル通販転職専門スクール「アパレルECアカデミー」を運営するフォーピープルは、ファッションビルや百貨店で接客を担当するアパレル販売員として働く35〜45歳の女性を対象に、「アパレル販売員のお悩み」に関する調査を実施した。
転職経験のあるアパレル販売員は9割 半数は事務職経験も
はじめに、転職経験についてたずねた。「これまでに転職を経験したことはあるか︖」と質問したところ、およそ9割が「ある(89.5%)」と回答。
「ある」と回答した人に、「過去経験したことがある職種は何か?(複数回答可)」と質問したところ、「事務(49.2%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「販売(49.2%)」「営業(30.3%)」と続いた。
およそ半数が、販売員とはまったく違う事務職の経験があることが明らかとなった。
転職経験者の7割が転職に失敗したことが「ある」
「これまでに転職に失敗した経験はあるか︖」と質問したところ、7割が「ある(70.9%)」と回答した。
「ある」と回答した人に、「何について失敗したか︖」と質問したところ、「人間関係(25.4%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「給料(19.3%)」「キャリアチェンジ(13.8%)」と続いた。
仕事をするうえで欠かせない人間関係や給料、キャリアチェンジなど、さまざまな面において失敗を感じた人がいることがわかった。
転職を検討中のアパレル販売員は約7割 「給与」に悩みを持つ人が最多
「今後転職することは考えているか︖」と質問したところ、7割以上が「かなり考えている(23.6%)」「多少は考えている(49.1%)」と回答。
「かなり考えている」「多少は考えている」と回答した人に、「その理由として当てはまるものをどれか?(複数回答可)」と質問したところ、「給与(64.1%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「昇格・キャリア(38.9%)」「⼈間関係(35.4%)」と続いた。
転職に失敗したと感じた点と同じように、給料やキャリア、人間関係などの理由で今後の転職を考えている様子がうかがえる。
アパレル販売員の7割が自分のキャリアに悩みが「あった」と回答
「アパレル販売員として働くことについて、悩んでいることはあるか︖」と質問したところ、7割が「ある(71.9%)」と回答。「ある」と回答した人にどのようなことを後悔しているか、詳しくたずねたところ、次のような結果が得られたという。
アパレル販売員として悩んでいたこととは?
- 給料が低い(36歳/愛媛県)
- 資格などで転職を考えた時に履歴書に書けるものが少ない。 自社または同業種で活かせるものしかない(37歳/千葉県)
- PCスキルが身につかない(38歳/東京都)
- つぶしがきかない。今後販売職しか選択肢がない(45歳/岩手県)
履歴書に書ける資格などが少ないことや給料が低いこと、アパレル販売員以外への転職が難しいことを悩みとしている人が多いことが明らかとなった。
アパレル販売員が苦手なビジネススキル 第1位は「姿勢・ふるまい」
「自身に不足していると感じたことがあるビジネススキルはあるか?(複数回答可)」と質問したところ、「姿勢・ふるまい(29.8%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「その他専門知識(27.3%)」「礼儀礼節(24.6%)」と続いた。
一方、「身につけておけば良かったと思うスキルはあるか?(複数回答可)」と質問したところ、「PCスキル(43.9%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「マーケティング(33.2%)」「プログラミング(29.5%)」と続いた。
調査概要
- 調査期間:2023年11月20日~2023年11月29日
- 調査対象:調査回答時にアパレル販売員として働く35〜45歳の女性であると回答したモニター
- 調査人数:1,011人
- 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
- 調査元:フォーピープル
- モニター提供元:ゼネラルリサーチ