日本郵便は、ドローンによる荷物配送を試行することを発表した。
同試行では、2023年3月17日付で国土交通省航空局から飛行の承認を取得したことを受け、新たな取り組みとして、郵便局から実証場所の配送先地区に居住する受取人宅へ第三者上空(有人地帯)を含む飛行経路での補助者なし目視外飛行(レベル4)を実施する。
同社では2016年度から輸配送業務へのドローンの活用を検討しており、2019年度~2021年度まで3ヵ年にわたり、東京都奥多摩町において運用方法の検証を実施した。
2022年12月の航空法改正を踏まえ、第三者上空(有人地帯)を含む飛行経路での補助者なし目視外飛行 (レベル4)の承認を国土交通省航空局から取得。業務提携先のACSL社と連携し、国による「第一種機体認証」を取得した機体を「一等操縦者技能証明」を保持する操縦者が新たな運航ルールに従って飛行させることで、これまで以上の安全性を確保しているという。
実施内容
- 飛行区間:奥多摩郵便局~配達先を往復
- 飛行予定日:2023年3月23日(木)(予定)
- 飛行時間帯:9:00~17:00
- 搭載するもの:1.0kg以内の荷物
- 飛行高度:20m~145m
- 速度:最高時速36km
実施協力
- ACSL:ドローンの提供、および運航の支援
- 奥多摩町:地域住民などとの調整の支援