ANAPは、メタバースファッション・ウェアラブルアイテムの普及と流通拡大を目的として、これまで同社で約30年間にわたり企画・制作販売してきたファッションアイテムの採寸、撮影画像の蓄積データベースをオープンソース化し、世界中のメタバース・ウェアラブルアイテムクリエイターやWeb3プロジェクトデベロッパーに向けて開放する。
これまで同社で企画・制作・販売してきた1,000万点以上のファッションアイテムの撮影画像、実採寸データをオープンに公開することで、あらゆるWeb3プロジェクトで必要となるファッションウェアラブル作成時において、パーミッションレスでリアルアイテム情報を活用できるため、世界中のメタバース・ウェアラブルアイテムクリエイターやWeb3プロジェクトデベロッパーに対しメタバースアイテム制作をより容易にする。
GitHubにてファッション・オープンソースデータを公開
同社が保有する1,000万点以上のアイテムに関する撮影画像・採寸などのメジャメントデータを順次プッシュ・コミットする。データ公開は世界中で使われているソフトウェア開発プラットフォームであり、ソースコードをホスティングするGitHubで公開する。
なお、オープンデータ公開と同時に、エンジニアに人気のコミュニティであるDiscord3ANAP公式コミュニティにてデータソースの扱いなどをサポートする。
※Discordは、Windows・macOS・Linux・Android・iOS・Webブラウザで動作し、インスタントメッセージ・ビデオ通話・音声通話・VoIPのフリーウェア。
ファッション・オープンソースデータの利用イメージについて
同社がこれまで蓄積してきたファッションアイテムのメジャメントデータを公開することで、メタバース領域におけるファッション・ウェアラブルアイテムの制作と流通が大規模で加速していくことを目的としている。利用シーンのイメージは次のとおり。
- 3Dモデリングを得意とするクリエイターが、リアルのファッションメジャメントデータを参考にして、メタバース向けのウェアラブルアイテムを作成して公開する。
- 海外在住のクリエイターが日本のファッショントレンドを参考にしてメタバース専門のアパレルブランドを作る。
- ファッション業界の知識が乏しいプログラマーがファッションメジャメントデータを参考にしてNFTアイテムを作り、マーケットプレイスに出品する。
ANAP独自のウェアラブルサービスによるサポート体制
同社が先日サービス開始した、ファッションアイテムを仮想空間で利用可能なかたちにデジタル変換するサービス「APPARELED Meta connect by ANAP」により、ウェアラブルアイテム作成のサポートを利用可能。アイテム作成だけでなくERC721 などに準拠したかたちで作成したアイテムを NFT化し、マーケットプレイスを利用した販売にも活用可能となっている。