あと払いサービス「ペイディ」を提供するPaidyは、2021年1月から11月にペイディユーザーの買い物傾向を基に、今年の買い物トレンドを発表した。
ペイディユーザーの買い物傾向
日常使いが進むペイディ
Visaのオンライン加盟店およびデジタルウォレット、QR決済の支払い方法としてペイディをが利用できる「どこでもペイディ」のサービスを4月に開始し、多種多様なシーンでペイディが使われた年となった。ユーザーはペイディをQR決済やデジタルウォレットに連携し、コンビニなどの日常使いの買い物で多く利用されたほか、フリマアプリなどでもよく利用されていた。
ペイディを使って最も買い物がなされた日は9月17日
今年6月に開始したペイディあと払いプランApple専用が好評で、Apple新製品の事前予約の開始日であった9月17日が2021年で最もペイディを使って買い物がなされた日となった。なお、2021年にペイディあと払いプランApple専用を使って最も購入されたApple製品はApple Watchだった。
スキマ時間ショッピングの傾向が続く
昨年に引き続き、夜の時間帯に加え、日中の午後の時間帯に買い物するユーザーが多く、テレワークのスキマ時間にショッピングを楽しむ傾向があったと考えられる。
全体ではファッションアイテムが人気
2021年にペイディで最も購入されたアイテムTop3は、Tシャツ、ニット・セーター、ワンピースだった。昨年同様、ファッションアイテムが上位を占めた。またペイディの「3回あと払い」を利用して購入されたアイテムは、Tシャツ、航空券、ニット・セーターだった。
カテゴリー別のトレンドアイテム
生活・食品:昨年のトレンドの定着化
今年は特にDEAN & DELUCAのエコバッグを購入したユーザーが多く見られ、昨年7月に始まったレジ袋の有料化を受けたと考えられる。また、アルコール類を購入するユーザーも多く、引き続き「宅飲み」が人気であることが推測できる。
美容・健康:コロナ禍のおしゃれがさらに進化
マスクは昨年もトレンドアイテムとして多く購入されていたが、今年の傾向では肌なじみがよく、小顔に見せる効果もある「血色マスク」の購入が目立った。また、まつげ美容液の人気が高く、マスクの着用により目元の美を追求するユーザーが多い傾向が見られる。韓国コスメは2020年と同様、美容・健康分野で上位を占め、根強い人気となった。
トラベル:旅行消費に回復の兆し
ペイディで航空券や高速バスのチケットを購入するユーザーは増加傾向にあり、移動需要に回復傾向が見られたと考えられる。
家電:ゲーム機やデジタル家電などおうちアイテム人気
家電分野では昨年と同様にゲーム機の人気が高かった。デジタル家電をはじめ、最新のアイテムが揃う販売店・ビックカメラ・ドットコムでは、ゲーム機や最新デジタルデバイスなどの単価が高い商品を「3回あと払い」を利用するユーザーが多くみられ、これをきっかけにペイディユーザーとなる新規ユーザーの割合も高い。