帝国データバンクは、GoToトラベルに関する企業の見解についてアンケートを行った。
3社に1社は年内の再開を求めるも、一部で慎重姿勢
GoToトラベルの再開時期について、いつ頃が望ましいか尋ねたところ、「2021年度内(2022年3月まで)」と回答した企業は57.6%と6割近くにのぼった。
とりわけ、「2021年中」と回答した企業は32.2%で約3社に1社は、早急にGoToトラベルの再開を望んでいる様子がうかがえる。一方で、企業の12.4%は「再開しない方が良い」と考えており、一部で慎重な姿勢もみられる。
GoToトラベル関連業種(「飲食店」「旅館・ホテル」「娯楽サービス」の合計とする)でみると、「2021年度内(2022年3月まで)」と回答した企業は76.0%と突出して高く、「すぐにでも(2021年11月)」再開してほしいとする企業も40.0%にのぼっていた。
観光需要の盛り上がりは幅広い業種に波及、消費マインド高揚にも期待
本アンケートの結果、約6割の企業で2021年度内にGoToトラベルの再開を望んでいることが明らかになった。 特に、「飲食店」や「旅館・ホテル」などを含む直接GoToトラベル事業に関連してくる業種においては、すぐにでも再開を求めている様子が強く表れている。
GoToトラベルの再開により、観光需要が盛り上がることで、直接的な業種の好影響に加え、多くの関連する業種にも波及していくと予想。消費マインドの高揚も期待でき、日本経済の活性化につながると言えそうだ。