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インスタとECを連携させよう!ショッピング機能の特徴・メリット・出品方法

 インスタはECの分野においても活用することができます。インスタのショッピング機能を上手に活かせば、新規顧客の開拓にもつながるでしょう。 今回は、インスタを使ってECに取り組む際のポイントやメリット、活用方法などを紹介します。

 インスタ(Instagram)にはショッピング機能が備わっており、運用次第で商品やサービスの販売に活用できます。ショッピング機能を使うための手順やメリットを踏まえて、自社に合った販売方法を探ってみることが大事です。 この記事では、インスタをECの分野で活かすための方法やポイントについて解説します。

インスタのショッピング機能とは?

 インスタ(Instagram)でECを行う際は、まずどのような特徴を備えているのか知っておく必要があります。ショッピング機能の特徴も踏まえて解説します。

Instagramでショッピングを楽しむ女性

Instagramの現状

 Instagramは、写真や動画を手軽に投稿できるSNSで、国内月間アクティブアカウント数は、3,300万人以上です(2019年3月現在)。Facebookユーザーが2,600万人(2019年4月現在)、Twitterユーザーが4,500万人(2017年10月現在)であることと比較しても、多くのユーザーに利用されていることがうかがえます。

  Instagramのユーザーはアライドアーキテクツ株式会社が2020年12月に行った調査「企業公式アカウント利用実態調査」によれば、女性や15~40歳代の利用者が多いという結果が出ています。この層をターゲットとしているEC事業者にとっては、多くのメリットを享受できるSNSだといえるでしょう。 Instagramのユーザーが多く利用する時間帯は、平日7:00~8:00、12:00~13:00、16:00以降で、ピーク時間帯は20:00~22:00頃です。

 多くのユーザーが閲覧している時間帯に投稿することで、コンテンツを見られる可能性を高めることができます。

ショッピング機能の特徴

 Instagramのショッピング機能については、公式サイトでは「Instagramにあるブランドの写真や動画から簡単に買い物ができる機能の総称」と紹介されています。Instagramに投稿した画像や動画を見たユーザーが、商品の購入に向けたアクションを取りやすいように工夫されたEC向けの機能です。

 Instagramのショッピング機能を使った投稿は、商品名と価格が書かれたタグが表示されるので、ユーザーがタグをタップすることで商品の詳しい説明を確認できます。「ウェブサイトで見る」のボタンをタップすればECサイトに移動できるので、商品購入までの流れがシームレスなのが特徴です。

 「商品の認知→詳細の確認→購入」までの流れがスムーズで、通常の投稿では投稿者のプロフィール画面まで戻らないとECサイトにたどり着けない仕組みと比較すると、ショッピング機能の便利さが分かります。ただし、ショッピング機能はスマホアプリのみ利用可能で、PCからは利用できない点に注意しておきましょう。

インスタのショッピング機能を利用するメリット

SNSを楽しむ若い人たち

 インスタのショッピング機能を利用することで、販売する側やユーザーにとってさまざまなメリットがあります。ここでは、3つのメリットについて解説します。

購入までの流れがシームレスになる

 先述のとおり、インスタのショッピング機能を利用すれば、商品の認知から販売までの流れをシームレス化できるというメリットがあります。購入までの手順が複雑であれば機会損失となりがちですが、ショッピング機能を活用することでユーザーにストレスを感じさせない仕組みを整えられます。

広告っぽさをなくせる

 インスタのショッピング機能では、投稿した写真にタグを付けることが可能ですが、ユーザーが写真をタップしない限りリンクは表示されないため、広告っぽさを軽減できます。 ユーザーはカタログのような感覚で商品を閲覧できるので、自然な流れで商品の販売へとつなげることができるのです。

ユーザー数が多いので業種によっては集客につなげられる

 Instagramは月間アクティブユーザーが多く、公式サイトによれば調査対象者の約半数が毎週インスタを通じて買い物を行っていると公表されていることからも、有力な販促ツールになり得るといえます。

 インスタでの販促活動は業種や商材によって向き不向きはありますが、15~40歳の女性がターゲットの場合は、ショッピング機能を活用してみるとよいでしょう。

ショッピング機能を導入する手順

ショッピング機能を導入する男性

 インスタのショッピング機能を使うためには、導入するまでの基本的な手順をおさえておくことが大切です。ここでは、ステップごとにポイントを解説します。

必要な利用要件を満たす

 ショッピング機能を利用するには、まずInstagramでの販売が自分のビジネスに適しているかを確認します。公式サイトから「コマースの利用要件」をチェックし、Webサイトのドメインを用意しましょう。

 ショッピング機能を利用するには、Webサイトから直接購入できる商品のリストが掲載されている必要があります。Instagramショッピングを利用できる地域であるかも確認してください。

ビジネスアカウントに移行する

 ショッピング機能を利用するには、通常アカウントからビジネスアカウントへの切り替えが必要です。ビジネスアカウントの設定方法は、プロフィール画面から「設定→アカウント」を選択し、「プロアカウントに切り替える」をタップします。

 次にカテゴリ選択を行います。カテゴリは、『ショッピング・小売り』など様々あるので、事業に適したものを選んでください。次に「ビジネスアカウント」にするか「クリエイターアカウント」にするか選択肢が出てきますので、ビジネスアカウントを選んで連絡先を入力してください。

 最後にFacebookアカウントとの連携画面が出てきます。ショッピング機能には、Facebookページとの連携が必要なので、事前にFacebookビジネスマネージャーのアカウントは作成しておきましょう。用意したFacebookアカウントにログインすれば、連携が完了します。

 プロフィール画面に「広告」のアイコンが表示されていたり、連絡先が記載されたりしていれば正常にプロアカウントへの切り替えが行われています。

Facebookでショップを作成する

 Instagramのショッピング機能を使って商品を紹介するには、Facebookページに「ショップ」と「カタログ」を作成する必要があります。ショップとカタログは、コマースマネージャーから作成可能ですので、作成をしてください。

 Instagramのビジネスアカウントを選択し、ショップで使用するカタログを登録します。入力したショップの内容を確認し、問題がなければ同意書にチェックを入れて「設定を終了」をクリックすれば完了です。

登録した商品をInstagramに反映させる

 Facebookで登録した商品をInstagramに反映させるには、Instagramのアカウントから「+」をタップして「投稿」に切り替えます。写真・動画を選択し、キャプション・エフェクト・フィルターを追加します。

 「商品のタグ付け」をタップして、タグ付けしたい商品を選んで「完了→次へ→シェア」を選べば設定は完了です。あとは、投稿内容に対するユーザーの反応を見ながら、ハッシュタグや投稿する写真などを調整してみましょう。

ショッピング機能の活用事例

 インスタのショッピング機能を効果的に活用するためには、企業の成功事例から学ぶことが大切です。ここでは、3社の事例を解説します。

「Ohora(オホーラ)」

Ohora(オホーラ)のInstagram

 「Ohora(オホーラ)」は、ジェルネイルシールを販売するショップで、「セミキュアジェル」という独自の商品を販売しています。インスタの投稿はネイルを大きく見せた画像やモデルを起用した画像などが多く、全体的に統一感があり見やすい仕様となっているのが特徴です。

 ショップや商品について知らないユーザーであっても、投稿内容から感じられる世界観に引き込まれる部分があり、ファンの獲得につながっているといえるでしょう。

「BOTANIST(ボタニスト)」

BOTANIST(ボタニスト)のInstagram

 「BOTANIST(ボタニスト)」は、「植物と共に生きる」ことをメッセージとして掲げる化粧品ヘアケア・ボディケアブランドです。商品イメージに合わせて植物と一緒に撮影した画像で世界観が伝わりやすく、ブランディングにもつながっています。

 インスタのショッピング機能実装以降、CTR(クリック率)が向上しており、商品の販売にも結びついているといえるでしょう。

「80s Casual Classics」

80s Casual ClassicsのInstagram

 「80s Casual Classics」は、イギリスのECセレクトショップです。1980年代のカジュアルファッションを取り扱っているショップで、ニッチな世界観を反映したハッシュタグ付き投稿が特徴的です。

 メガブランドでなくとも、インスタを適切に運用すれば世界中のユーザーに商品を見てもらえるチャンスを広げることができるという好例です。ターゲットを絞った商品を取り扱っている場合に参考となる部分は多いでしょう。

ショッピング機能を上手に活用するためのポイント

ショッピング機能を上手に活用するためのハウツーイメージ

 インスタのショッピング機能を使いこなすためには、おさえておくべき注意点があります。ここでは、3つの点から気をつけるべきポイントを解説します。

商品画像のスタイルを統一する

 インスタのユーザーは情報収集を行っていることが多いため、商品のイメージや使用したときの様子が伝わる画像を投稿すると、良い反応を得られる可能性が高まります。

 ユーザーからの注目を集めるためにやみくもに画像を投稿するのではなく、ブランドやショップの世界観を統一した商品画像を投稿したほうが、見やすいフィードに仕上がるでしょう。

 投稿を見やすく伝わりやすい内容にすることで、商品購入へのハードルも自然に下がります。インスタ運用後は、投稿した商品画像とユーザーが求めるニーズが一致しているかどうか客観的にチェックすることも大切です。

お店に行けないユーザーを取り込む

 ユーザーがほしいと感じても近くにお店がなければ買うことができません。そんなときインスタのショッピング機能を活用すれば、お店が遠くて買いに行けないユーザーに対しても、ネット購入という選択肢を提示できます。

 販路を拡大する際は、顧客が抱えるニーズをうまく汲み取っていくことが重要であり、新たな購入体験を提案するのは有効な手段です。

 季節限定商品やオリジナルグッズを取り扱っているお店などは、若年層を取り込むツールとしても活用できるので、自社の商品をどのような顧客が求めているかを精査してみましょう。

公式ハッシュタグを活用しよう

 インスタのショッピング機能を利用して商品の販促につなげるには、検索されやすいキーワードを公式ハッシュタグに設定することが大切です。

 商品に関連したキーワードとしてどのようなものがあるかは、競合他社の投稿内容やGoogleサーチコンソールなどを利用して、定期的にチェックするとよいでしょう。

 また、単に関連するキーワードをハッシュタグとして付けるのではなく、ビッグワード・ミドルワード・スモールワードを組み合わせて検索されやすいように工夫することが重要です。

 情報収集を行っている段階か、具体的な商品を探している段階かでユーザーが使用する検索キーワードは異なります。そのため、幅広くユーザーを取り込めるようハッシュタグを工夫するとよいでしょう。

まとめ:インスタのショッピング機能を理解して販売につなげよう

 インスタは単にSNSとして利用するだけでなく、ECを強化するためのツールとして活用できます。ショッピング機能を利用すれば、自社の商品やサービスに興味のあるユーザーを幅広く取り込むことが可能です。

  基本的な機能や利用するまでの手順をおさえたうえで、見込み顧客との交流を図り、販売につなげていきましょう。

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この記事の著者

EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

ECについての情報を調べ、まとめてお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/11063 2022/03/12 07:00

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