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2024年8月27日(火)10:00~19:15

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【購入者向け】代引きの受け取り拒否するとどうなる?拒否できるケースとは


 スマホで自宅や外出先などから手軽に商品を購入できることから、ネットショップの需要が高まっています。 ネットショップでは複数の支払方法を選択できますが、「いつも何となく代引きにしている」という人もいるのではないでしょうか? しかし、「代引きに設定したが、やはり別の支払方法にしたい」などの理由から受け取り拒否をしたいと考えている人もいるかもしれません。 そこでこの記事では、ネットショップの代引きを受け取り拒否できるのか、もし拒否したときにどうなるのかをまとめました。 賢くネットショップを楽しむために、ぜひ参考にしてください。

ネットショップの主な支払方法

 ネットショップでは、購入者のあらゆるニーズに対応して複数の支払方法が用意されていることも多く、購入者は幅広い選択肢から自分に合った支払方法を選択できます。ショップによって支払方法は異なりますが、主に以下のような支払方法が用意されています。

  • クレジットカード払い
  • コンビニ払い
  • 銀行振り込み
  • 後払い
  • キャリア決済
  • QRコード決済
  • 代金引き換え(代引き)

 自分の手持ちのお金や翌月・翌々月の収入などを考慮して、適切な支払方法を選択すると良いでしょう。

ネットショップ代引きの4つのメリット

 ネットショップの支払方法のひとつである代引き(代金引き換え)には、4つのメリットがあります。他の支払方法と比べてどのようなメリットがあるのか、1つひとつ見ていきましょう。

1.受け取りと支払いが同時

 代引きの最大のメリットは、商品の受け取りと支払いが同時なので、やり取りがその場で完結できるということです。 注文してから商品が届くまでの間に代金を用意することができ、商品の到着を確認してから支払えるという安心感も得られます。 また、『代金を払ったのに商品が届かない』という通販ならではのトラブルを回避することが可能です。

 後払いなどではコンビニ・郵便局・銀行などへ支払いに行く手間もあるため、受け取り時に配送業者へ直接支払えるという利便性も、代引きが選ばれている理由の1つといえるでしょう。

ネットショップの荷物を直接受け取る女性

2.クレジットカードの登録が不要

 クレジットカードの情報を登録する必要がないことも、代引きのメリットです。セキュリティ面を考えたときに、クレジットカードの情報を登録することをためらう人は少なくありません。

 実際に個人情報の流出がニュースになることが度々あることから、クレジットカード情報を登録しなくて済む代引きを利用することも考えられます。

3.手続きが簡単

 代引きの手続きは非常に簡単です。手続きが簡単ということをメリットに感じる人も多いでしょう。クレジットカードを利用する場合は、入力項目が非常に多く、手続き自体が煩雑です。

 しかし代引きの場合は、氏名・住所・電話番号など最低限の情報のみで利用することができるので、手続きが簡単ということも大きなメリットです。

ネットショップの箱が多数ある部屋にいる女性

4.すぐに商品が発送される

 代引きで商品を購入した場合、すぐに商品が発送される点もメリットです。コンビニ払い(前払い)などの場合は、支払いが確認されたのちに商品が発送されますが、代引きの場合はクレジットカード利用時と同じように、注文が確認できた時点で発送手続きが行われます。

 『クレジットカードは使いたくないけど早く商品が欲しい』という人にとっては、重要なメリットといえるでしょう。

ネットショップ代引きのデメリット

 代引きはメリットの多い支払方法ですが、デメリットが存在することも知っておく必要があります。具体的には、以下のようなデメリットがあります。

財布を手に計算する女性
  • 手数料がかかる:代引きを利用すると商品の代金・配送料に加えて、手数料が発生する
  • 現金を用意しておく必要がある:商品到着時に代金を支払うため、現金を用意しておかなくてはならない
  • 宅配ボックスや置き配が利用できない:その場で商品の代金を支払うため、対面で受け取る必要がある
  • 代引き詐欺の被害も増加:購入した覚えのない商品を代引きで送りつけられ、代金を支払わせるという詐欺行為に巻き込まれる可能性も

 このようなデメリットを理解したうえで、同居している人も含めて「誰が受け取るのか」「代金は誰が用意するのか」などのルールを決めて正しく利用する必要があります。

荷物の受け取り拒否とは

 自分宛てに届いた荷物を受け取りたくない場合、受け取り拒否をすることで発送主に荷物を返送できます。

 荷物の受け取り拒否は、正当な理由があればスムーズに認められます。しかし、中には「長期間不在にしていて保管期限に間に合わなかった」という意図しない受け取り拒否や、悪意のあるイタズラによる受け取り拒否などもあるようです。

受け取り拒否ができる事例

 正当な理由で荷物の受け取り拒否ができるのは、以下のようなケースが当てはまります。

  • 身に覚えのない荷物が届いた
  • 架空請求の請求書が届いた
  • 一方的にDMを送り続けられている

 代引きのデメリットでも述べたように、近年は一方的に代引きで荷物を送りつける詐欺が横行しているため、身に覚えのない荷物が届いた際には受け取り拒否をして様子を見ましょう。

受け取り拒否のやり方

 次に、受け取り拒否をしたい荷物が届いたときの対処法をお伝えします。なお、配送会社により対応方法は異なるため、事前に確認しましょう。

【ヤマト運輸の場合】

  • 当日配達の荷物の場合:セールスドライバーもしくはサービスセンターへ連絡
  • 翌日以降配達予定の荷物の場合:お問い合わせフォームから依頼

【日本郵便の場合】

  1. 荷物に「受取拒絶」の文字と押印または署名を記載したメモや付せんを貼り付ける
  2. 配達担当者または郵便窓口で手渡す、あるいは郵便ポストに投函する

代引きの受け取り拒否するとどうなる?

 身に覚えのない代引きの荷物が届いた際、受け取り拒否をすると発送主に荷物が返送されます。

 自分が注文した代引きの荷物でも「別の支払方法に変えたい」「商品をキャンセルしたい」などの理由で受け取り拒否をしたいと思う人もいるかもしれません。

 しかし、受取主が荷物の受け取り拒否をした場合、荷物は発送主に返送され、そのときの送料や代引き手数料などは発送主の負担となるため、ネットショップ運営会社にとっては大きな損失となります。

 ですので、ネットショップ運営会社から、送料や代引き手数料、商品のキャンセル料や梱包材の費用などを請求されることもあります。また、悪質なユーザーとして記録が残ったり、訴訟に発展したりする場合もあるでしょう。

 詐欺や架空請求などの正当な理由がない代引きの受け取り拒否は、大きなトラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。

荷物の受け取り拒否に関する注意点

 荷物の受け取り拒否に関する注意点をまとめたので、受け取り拒否をしたいと考えている人は参考にしてください。

長期不在などで受け取れない場合も受け取り拒否扱いに

 荷物が配達された際に不在だと、配達会社の営業所などに期限付きで保管されます。しかし、出張や帰省、入院などで長期不在だと、保管期限が過ぎてしまう場合もあります。

 保管期限を過ぎた荷物は受け取り拒否の扱いとなり、発送主に返送されてしまうため、意図しない受け取り拒否が発生してしまうケースもあるのです。

受け取り拒否によって契約解除はできない

 たとえば、定期購入の商品を解約したいと思い、受け取り拒否をする人もいるでしょう。しかし、受け取り拒否をしただけでは正式な契約解除にはなりません。ネットショップへ解約の旨を申し出て承諾されれば解約となるため、荷物の受け取り拒否をしてそのまま放置するのは避けましょう。

キャンセルなどの規約は必ず確認する

 「商品をキャンセルしたいから、荷物が届くときに受け取り拒否をしよう」と考えている人もいるかもしれませんが、受け取り拒否はネットショップ運営会社にとって大きな損失となるため、受け取り拒否にてキャンセルとするのはやめましょう。

 一般的には、注文をしてから発送するまではキャンセルを受け付けているネットショップも多いですが、配送後にはキャンセルができないケースがほとんどです。

 注文前に必ず規約を確認して、「キャンセルはいつまで受け付けているのか」「商品が届いてから返品するにはどうしたらよいのか」などの規約を頭に入れておきましょう。

受領の際に宛先を確認する

 代引きの荷物を受け取る際、宛先(宛名)を必ず確認するようにしましょう。自分に身に覚えがない荷物でも、家族宛の荷物なのか、そもそも誤配なのか、受け取る際に確認してから受取を拒否するかどうかを決めましょう。

 ただし、家族宛の荷物だからと言って、安心して代引きの荷物を受け取ってはいけません。確実にその家族宛の荷物だと確認したうえで支払わなければ、詐欺に遭う可能性もあるからです。

 身に覚えのない代引きの荷物を受け取る際には、確認を怠らないようにしましょう。

まとめ

 ネットショップは身近で便利ですが、トラブルも少なくありません。身に覚えのない代引きの荷物が届いたら詐欺の可能性もあるため、受け取り拒否をして様子を見ましょう。

 一方、正当な理由のない受け取り拒否をすると、送料や代引き手数料の請求に加えて訴訟に発展することも考えられるため注意が必要です。

 荷物の受け取り拒否に関する知識を身につけ、正しくネットショップを活用しましょう。

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EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

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