ネットショップの代引き・知っておきたい4つのメリット
ネットショップの代引きには、4つのメリットがあります。他の支払方法と比べてどのようなメリットがあるのか、1つひとつ見ていきましょう。
1.受け取りと支払いが同時
代引き最大のメリットは、商品の受け取りと支払いが同時なので、やり取りがその場で完結できるということです。 注文してから商品が届くまでの間に代金を用意することができ、商品の到着を確認してから支払えるという安心感も得られます。 また、『代金を払ったのに商品が届かない』という通販ならではのトラブルを回避することが可能です。
後払いなどではコンビニ・郵便局・銀行などへ支払いに行く手間もあるため、受け取り時に配送業者へ直接支払えるという利便性も、代引きが選ばれている理由の1つといえるでしょう。

2.クレジットカードの登録が不要
クレジットカードの情報を登録する必要がないことも、代引きのメリットです。セキュリティ面を考えたときに、クレジットカードの情報を登録することをためらう人は少なくありません。
実際に個人情報の流出がニュースになることが度々あることから、クレジットカード情報を登録しなくて済む代引きを利用することも考えられます。
3.手続きが簡単
代引きの手続きは非常に簡単です。手続きが簡単ということをメリットに感じる人も多いでしょう。クレジットカードを利用する場合は、入力項目が非常に多く、手続き自体が煩雑です。
しかし代引きの場合は、氏名・住所・電話番号など最低限の情報のみで利用することができるので、手続きが簡単ということも大きなメリットです。

4.すぐに商品が発送される
代引きで商品を購入した場合、すぐに商品が発送される点もメリットです。コンビニ払い(前払い)などの場合は、支払いが確認されたのちに商品が発送されますが、代引きの場合はクレジットカード利用時と同じように、注文が確認できた時点で発送手続きが行われます。
『クレジットカードは使いたくないけど早く商品が欲しい』という人にとっては、重要なメリットといえるでしょう。
ネットショップの代引き・デメリットにも注意!
代引きはメリットの多い支払方法ですが、デメリットが存在することも知っておく必要があります。 どんなことに気を付けて利用するべきなのか、デメリットを4つご紹介します。
1.手数料がかかる
代引き最大のデメリットは、手数料がかかることです。 代引きを利用すると、商品の代金・配送料に加えて、手数料が発生します。 一般的には200円~500円程度ですが、手数料の代金は購入したショップや商品代金により異なるので注意が必要です。
ちりも積もれば山となる……代引きを多く利用すると、手数料だけでもかなりの金額になってしまうデメリットがあります。

2.現金を用意しておく必要がある
代引きは商品到着時に代金を支払うため、現金を用意しておかなくてはいけません。
宅配業者の中には、代引きの料金をクレジットカードで支払えるシステムが導入されているところもありますが、ほとんどの業者が現金での支払いが条件です。
『銀行に行くのを忘れた』『手持ちがない』となると、商品が受け取れないというデメリットがあります。
3.宅配ボックスや置き配が利用できない
代引きは宅配ボックスや置き配の利用ができません。 その場で商品の代金を支払わなければいけないので、必ず対面で受け取ることが条件になります。 留守が多く、忙しい人にとっては、配達時に在宅しなくてはいけないという点がデメリットといえるでしょう。

4.代引き詐欺の被害も増加
購入した覚えのない商品を代引きで送りつけられ、代金を支払わせるという詐欺行為に巻き込まれることも発生しています。 代引き詐欺の商品が届いても、家族が疑わずに受け取ってしまうケースが横行しているのです。 代引きでの支払いをメインにネットショップを利用している人は、家族が『また何か頼んだのだろう』と思って受け取ってしまう傾向があるため、リスクが高くなるデメリットとして注意しなければいけません。
ネットショップ・代引き以外のおすすめ支払方法は?
総務省が行った調査では、ネットショップ利用時の支払方法の選択で、代引きはクレジットカードに続いて2位となっています。

ここでは代引き以外の支払方法にはどのような方法があるのか、またどんなメリットがあるのかをご紹介します。代引きと比較し、支払方法の検討材料にしてください。
1.クレジットカード
ネットショップの利用でもっとも多い支払方法がクレジットカードです。
- 手数料がかからない
- ポイントが貯まる
- 商品発送が早い
というメリットがあります。

2.スマホ決済サービス
スマホ決済サービスとは、キャッシュレスサービスの1つで、スマートフォンにアプリをダウンロードし、決済を行うシステムです。
- 審査がない
- セキュリティ面が安心
- ポイント還元がある
というメリットがあります。
3.後払い
後払いは、商品を受け取った後に支払いを行う方法です。商品に同封されている請求書(払込取扱票)でコンビニや郵便局、銀行から支払います。
- クレジットカードの情報登録が不要
- 商品を確認してから支払いができる
- 詐欺に遭う被害を回避しやすい
というメリットがあります。

4.銀行振り込み
銀行振り込みは、ネットショップ側が指定した口座にATMなどを利用して振り込みを行う方法です。
- 同じ銀行の場合は振込手数料がかからない
というメリットがあります。
5.キャリア決済
キャリア決済は、スマートフォンや携帯電話の利用料金に代金を合算して支払う方法です。キャリアによって条件は異なりますが、契約時に設定したIDとパスワードで認証を行います。
- 商品の発送が早い
- 現金が手元になくても買い物ができる
- 複数の支払いをまとめることができる
というメリットがあります。

6.コンビニ払い(前払い)
コンビニ払いは、商品購入後にコンビニで決済を行う方法です。メールで送信されてくる決済の受付番号を使用し、レジで代金を支払います。
- コンビニの営業時間であればいつでも支払いができる
- PayPayなどのキャッシュレスサービスを利用できる
というメリットがあります。

ネットショップの支払いは柔軟な使い分けがBEST
ネットショップ利用時の代引きは、メリット・デメリット双方が挙げられます。
安心感やリスクヘッジを考えると、代引きは非常にメリットが大きいですが、手数料がかかるというデメリットを考えると、他の支払方法を検討しても良いかもしれません。
各支払方法の特徴を理解し、購入した商品や状況に応じて支払い方法を柔軟に使い分けることがBESTといえるでしょう。