お買い物アプリを運営するカウシェは、「物価上昇に関する消費者意識調査」を実施。その結果を発表した。

8割が「家計の負担を強く実感」
帝国データバンクの発表によれば、2025年10月の値上げ品目数は今年2番目に多く、2025年だけで2万品目を超える品で値上げが発生している。調査では、約8割が家計の負担を「とても感じている」と回答し、「多少感じている」まで含めると、ほぼ全員が生活コストの上昇を実感している現状がうかがえた。

家計を守るためにまず削ったのは“食費” 「米」と「野菜」の値上げがもっとも影響
支出削減の中心は食費・外食費で、47%が削ったと答え、次いで趣味・レジャーが30.1%となった。日々の節約対象として、まず食卓から見直す動きが見られる。

具体的な影響の大きい食品としては、米が63.8%で最多、次いで野菜が14.6%となり、主食や副菜価格の上昇が家計に重くのしかかっている。消費行動としては、まとめ買いや特売、賞味期限間近品・規格外野菜などの価格メリットを重視した購入を意識する動きが強まっている。



生活者からは、「安い時に必要な分だけ買う」「自炊中心へ切り替えた」などの工夫が挙がる一方、「これ以上節約できない」とする限界を訴える声も見られ、家計への影響が一段と深刻化している様子が浮き彫りとなった。
調査概要
- 調査期間:2025年9月25日〜9月26日
- 調査対象:お買い物アプリ「カウシェ」を利用するユーザー
- 有効回答数:1,053名
- 調査方法:インターネット調査