三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)とカルチュア・コンビニエンス・クラブグループ(以下、CCCグループ)は、共通ポイント「Vポイント」を運営するCCCMKホールディングス(以下、CCCMKHD)の資本再編に合意した。SMBCグループとCCCグループが共同で展開する共通ポイント「Vポイント」のサービス力強化を目的とした資本再編だという。
資本再編は、2026年3月末に実施される予定となっており、三井住友カードはCCCMKHDの株式を追加取得し、同社を子会社化する。これにより、CCCMKHDの資本構成は三井住友カード55%、SMBCグループ25%、CCC 20%となる見込み。なお、CCCMKHDの商号は「Vポイントマーケティング」へと変更され、代表取締役には現副社長の広田精吾氏が就任する予定とのこと。

今後はVポイント関連アプリの統合、UI/UXの刷新、SMBCグループの「Olive」「Vpass」との連携強化、SMBCグループが持つ口座・決済データとVポイントマーケティングが保有する購買データを掛け合わせたデータベース構築、三井住友カードのAIエンジンを活用して消費者ごとに最適化された「Vクーポン」の配信など、利便性向上を進めていく方針。両グループの顧客基盤や生活データを組み合わせたデータベースマーケティングの強化、デジタル販促・広告サービスなどより幅広い事業者向けのプロモーションメニュー拡大など、店舗戦略・金融・ライフスタイルすべてをかけ合わせた新たな顧客体験の創出を目指すとしている。