デジタルガレージは、エポスカードとBtoB向け決済サービス「DGFT請求書カード払い」における協業を発表した。これにより、エポスカードが発行する法人カード「エポスオーナーカード」会員は、従来銀行振込が主流だった請求書支払いをクレジットカードで行うことが可能となった。

この取り組みの背景には、企業間取引におけるキャッシュレス化の遅れや短期化する支払いサイト、煩雑な経理処理など事業者が直面する課題がある。
エポスカードはスモールビジネスオーナーへ向けた法人カード事業を強化しており、カード会員へ向けた付加価値をいかに高めるかが重要なテーマとなっていた。
一方、デジタルガレージは、カード決済に対応しない取引先の請求書もカード払いできるサービスを展開し、中小事業者の資金繰り向上や業務効率化を支援してきた。
「DGFT請求書カード払い」を利用することで、事業者は最大60日程度の支払い繰延が可能となり、キャッシュフローの改善を図ることができる。手続きはオンラインで完結し、請求書の発行元がカード決済に対応していなくても利用できる点もメリットである。

両社は従前より、ポイントモール事業や「エポスかんたん決済」での協業など、幅広く提携を進めてきた。今後も会員向けサービスの拡充や次世代型経理DX推進に向けて、協業施策を展開していく方針だ。