ECサイトリニューアル時だからこそできるSEO対策
今回は、ECサイトリニューアルに合わせて実施したい「最低限のSEO対策4箇条」を紹介します。まだ実現できていない項目があれば、ぜひリニューアルのタスクに盛り込んでいただければと思います。
- ページのタイトル(meta title)の見直し
- ページのディスクリプション(meta description)の見直し
- Google ウェブマスターツール「sitemap.xmlの作成と送信」
- パンくずリストの「構造化データマークアップ」
前提として、SEO対策とは、検索エンジンを騙すことによって実際以上に見せかけ、評価してもらうことではありません。検索エンジン(やクローラー)にECサイトの情報や魅力を(なるべく)100%に近い形で伝え、理解してもらい、検索結果ページでより良い形で表示してもらうことだと考えて、具体的な施策に取り組んでください。
それでは詳しく見ていきましょう。
1.ページのタイトル(meta title)の見直し
システムの自動生成に任せず、動的な命名ルールを見直す
すべてのページで、ページタイトルの記述を(少しでも)変えましょう。同じような内容のページだからといって同一のページタイトルを使い回すと、Google ウェブマスターツールで「重複したタイトルタグのページ」として改善提案を受けてしまいます。
商品ページやカテゴリページはECシステムによって自動生成されていると思います。動的な命名ルールを見直しましょう。
ページタイトルをキャッチーに
ページタイトルは検索結果ページでのクリック率に大きく影響します。トップページやカテゴリ一覧ページ、各商品ページ、企画ページや特集ページなどが、主に「検索結果ページで上位表示されたい」または「検索結果ページでクリックしてほしい」対象でしょう。
「商品名|店舗名」や「カテゴリ名 一覧|店舗名」といったように無難に設定しがちですが、検索結果ページからサイトに流入するユーザーに「どんな商品なのか」「なんの店舗なのか」を検索結果ページのページタイトルで簡潔に伝える「キャッチーさ」を持たせることも大事です。もちろん、長すぎるページタイトルはNGです。
2.ページのディスクリプション(meta description)の見直し
システムの自動生成に任せず、「商品説明文から引っ張る」などの仕組みに
すべてのページで、ディスクリプションの記述を(少しでも)変えましょう。ページタイトル同様、システムによって生成されるページがほとんどだと思いますので、商品ページでは「商品説明文の冒頭120文字を動的に引っ張る」仕組みにするなど、動的なルール設定を工夫しましょう。
検索結果のキャッチコピーとして記載する
ディスクリプションは検索結果説明文(スニペット)として利用されるため、検索結果ページでのクリック率を高める「キャッチコピー」の役割を果たします。
「簡潔に、かつキャッチーに」「クリックされるような謳い文句で」記述しましょう。通常120〜130字程度とされますが、スマホでの検索結果ページの表示を考えると頭の40〜60字が特に重要です。