SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

今さら聞けないEC知識

レシートポイ活おすすめの楽しみ方3選!注意点を踏まえた自分流の貯め方

 レシートポイ活について見聞きする機会が増えている。レシートポイ活では、コンビニやスーパーなどで何かを買ったときに発行されるレシートがポイントに換算される。ここでは、レシートポイ活の仕組みに加えて、メリットや注意点、おすすめの楽しみ方3選をご紹介しよう。

知っておきたいレシートポイ活の仕組み

 レシートポイ活を始める前に、その仕組みを知っておこう。なぜレシートがポイントに交換されるのかがわかっていれば、納得した上でレシートポイ活を始めることができる。

レシートがポイントに交換される理由

 レシートがポイントに交換されるのは、レシートポイ活をしたいユーザーとポイ活アプリ・サイトの運営者、ユーザーのことを知りたい企業という3者それぞれにメリットがあるからだ。企業側には、いつ、どこで、どのような商品が、どのような人にどれくらい買われているのかという情報に加えて、ユーザーへの販売促進や広告宣伝、ポイ活アプリ・サイトの運営者には、企業へのレシート情報の提供とユーザーの囲い込み、ユーザーにはポイントという関係が成り立っている。

 企業は、商品やサービスが売れるようにしたい。そのために、売れる仕組みを作るマーケティング活動を行う。企業は、レシートの情報から、いつ、どこで、どのような商品が、どのような人にどれくらい買われているのかという情報を集めて、商品開発や販売促進などに活用する。

 レシート情報を実際に集めるのは、商品やサービスを提供するメーカーではなく、ポイ活アプリ・サイトの運営者だ。運営者は、ポイ活アプリ・サイトのユーザーから送られてくるレシート画像やテキストデータなどを、個人が特定されないように加工した上で、企業へと提供することで対価を得る。

 ユーザーは、レシート情報をポイ活アプリ・サイト運営者へと送り、その代わりにポイントを得るという仕組みだ。もっと言えば、ユーザーは、企業のマーケティング活動に協力をすることでポイントを得ているということになる。

ポイントを獲得する方法

 レシートポイ活では、レシートを撮影してその画像そのものや画像から読み取ったデータを指定場所に送ってポイントを獲得する。ポイ活アプリ・サイトによっては、画像に加えて商品バーコードの読み取りも必要だ。ポイントを獲得できる方法には、以下のようなものもある。

  • レシート撮影(+バーコード撮影)
  • ガチャ
  • ポイ活アプリ・サイト内ミニゲーム
  • アンケート回答
  • 動画視聴
  • クーポンを利用したショッピング
  • 歩数 など

 それぞれのアクションで付与されるポイントは、ポイ活アプリやサイトによって異なる。レシートは、1枚数円ほどで、1日の送付枚数には上限が設けられていることが多い。商品モニターや指定された商品やサービスの購入など、求められたアクションの実行で付与されるボーナスポイントと組み合わせて、ポイントを貯めていくイメージだ。

 レシートのほかには、ミニゲームやガチャ、アンケート回答などでもポイントが付与される。こちらもポイント相場は控えめといえる。数百から数千ポイントを一気に獲得したい場合には、商品やサービスの販売促進に直接的に結びつく、商品モニターや指定商品の購入、サービスの利用が不可欠だ。

ポイントで交換できるもの

 獲得したポイントで交換できるものには、さまざまなものがある。例えば、次のようなものだ。

  • 現金:指定銀行口座への振込
  • 電子マネー:PayPay、Suica、nanaco、WAONなど
  • 各種ギフト券・ギフトコード:Amazon、LINE、Google Play、Appleなど
  • 共通ポイント:Tポイント、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイントなど
  • ポイント投資:現金ではなくポイントを資産として運用できる

 ポイントを交換する前に、次のことを確認しておこう。ポイント交換に関する取り決めは、ポイ活アプリ・サイトによってそれぞれ異なる。

  • ポイント交換レート:1ポイント何円か
  • 交換手数料:ポイントを交換する際の手数料
  • 最少ポイント交換数:何ポイントから交換できるか(1回あたり、1カ月あたりなど)
  • ポイント交換上限数:何ポイントまで交換できるか(1回あたり、1カ月あたりなど)
  • ポイント有効期限:獲得したポイントはいつまで使えるか

レシートポイ活のメリットと注意点

 次に、レシートポイ活のメリットと注意点を見ていこう。

レシートポイ活のメリット

 レシートポイ活のメリットは、何といってもその手軽さだろう。レシートやバーコードを撮影し、その画像や画像から読み取ったデータを送るだけでポイントが付与される。買い物のついでや隙間時間にできるお小遣い稼ぎだ。作業も簡単なので、誰にとっても始めやすいというのも魅力のひとつといえるだろう。

レシートポイ活の注意点

 手軽さが売りの一方で、レシートポイ活には注意しなければならないこともある。レシートは基本的に、古くなったら使えない。発行されたレシートには撮影期限があるのが一般的だ。レシート画像から文字情報を読み込む場合、アプリの読み取り精度によっては、取り直しが必要になることもあるだろう。

 レシートは使い回し禁止だ。うっかりということもたまにはあるだろうが、高ポイントを狙って同じレシート情報を何度も送るなどの不正が発覚した場合、アカウント抹消などの罰則があるので注意しよう。また、レシートポイ活だけでは、なかなか高ポイントを期待できないという一面もある。

 そこで大切になってくるのが、どのような目的でレシートポイ活をするかだ。

レシートポイ活おすすめの楽しみ方3選!

 ここでは、レシートポイ活の楽しみ方を3つご紹介しよう。

貯めるポイントを決めて集約する

 貯めるポイントを決めてからレシートポイ活を始めると、無理なく長続きさせることができるだろう。例えば、電子マネーや共通ポイントに交換できるアプリ・サイトを選んで、そのポイントを貯めていくという楽しみ方だ。

 数十円から数百円分のポイントで交換可能となるケースが多いため、何かの支払いの際に足しにできる。高ポイントは狙わず、できるときにできる範囲でレシートポイ活したいという人に向いているといえるだろう。

高ポイントを狙ってショッピングなどでもポイント獲得

 せっかくレシートポイ活するなら、高ポイントを狙いたいという人におすすめなのが、指定商品の購入やサービス利用、求められるアクションを実行するなどして、どんどんポイントを獲得していく方法だ。ボーナスポイントが加算される商品やサービスを狙うようにしよう。

 商品やサービスには理由やこだわりがあって、ほかのものに変えたくないという気持ちが強い人には不向きだ。類似商品やサービスでも構わない人というにとっては、ポイントが貯まっていくのもスピーディーなので、レシートポイ活が楽しめるだろう。

長期休暇など時間のあるときに集中的にポイ活

 日ごろはレシートポイ活をする時間や労力がないという人には、長期休暇など時間のあるときに集中的に行うポイ活がおすすめだ。お正月やGW、お盆休みなどは、ショッピングの機会が増えるだろうし、金額も大きくなる傾向にある。家族で外食する回数もいつもより多くなるだろう。毎日コツコツは苦手という人でも、時間や気持ちに余裕のあるときなら、できるのではないだろうか。

 無理なく長期的に続けていた結果、結構なポイント数になっていたという話を聞くこともある。こまめにお小遣い稼ぎをするもよし、高ポイントを狙うもよし、集中的に活動するもよし。いずれ紙片と化してしまうレシートをどう利用するか、一考してみてはいかがだろうか。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
今さら聞けないEC知識連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

ECについての情報を調べ、まとめてお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/12310 2023/02/19 00:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング