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2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

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EC-CUBEの特徴とは?機能や使い方・導入事例を紹介

 EC-CUBEとは、手軽にECサイトを制作できるECサイト構築パッケージです。豊富なプラグインやテンプレートが用意されているので、自由度の高いECサイトを作成できます。今回はEC-CUBEの基本的な特徴や機能、使い方、導入事例などを紹介します。

 EC-CUBE(イーシーキューブ)は、株式会社イーシーキューブが提供しているECサイト構築パッケージのことです。2019年には共創型クラウドECプラットフォーム「ec-cube.co」がリリースされており、多くの企業やオンラインショップで活用されています。2006年から提供されているため豊富な実績やノウハウを保有しており、ECサイトを運用するうえで安心感があります。この記事では、EC-CUBEの基本的な特徴や機能、導入事例などを詳しく解説します。

EC-CUBEとは?

 EC-CUBE(イーシーキューブ)とは、株式会社イーシーキューブが提供しているECサイト構築パッケージのことです。2006年にオープンソース型CMS(コンテンツマネジメントシステム)としてリリースされ、2019年にはクラウド型CMSもリリースされています。

 ECサイトの運営や管理に特化したCMSであるため、基本的な機能やプラグイン、テンプレートなどがあらかじめ用意されており、詳しい知識がなくても利用できます。基本的に無料で利用できるプランもあるため(現在は新規登録受付停止中)、気軽に始められる手軽さが特徴です。

 推定される稼働店舗数は3万5,000以上、ダウンロード数は180万以上となっており、長年多くの企業や個人に利用されてきた点から、安心できるECサイト構築パッケージだといえます。

 次に、オープンソース型CMSとクラウド型CMSのそれぞれの特徴について解説します。

オープンソース型CMSの特徴

 オープンソース型CMSは、社内に専任の開発者やデザイナーがいる場合におすすめです。

 自社サーバーの一部が利用できるなら、オープンソース型CMSのほうが費用を抑えられる傾向があります。ただし、運用コストまで考えるとクラウド型CMSとコスト面であまり大きな違いはありません。

 そのため、オープンソース型CMSを選ぶときには、カスタマイズ性を重視してみましょう。運用担当者の意見なども交えながら、機能性や操作性に優れたものを選ぶことが大事です。

クラウド型CMSの特徴

 クラウド型CMSはオープンソース型CMSと比べて、カスタマイズできるソースコードに制限があります。あとからオープンソース型CMSへの移行も可能なため、まずはクラウド型CMSから始めてみるのもひとつの方法でしょう。

 クラウド型CMSの場合、メンテナンスやバージョンアップなどをサービス提供者に委託できます。最新バージョンへのアップデートも自動で行われるため、セキュリティ面も安心です。

 社内リソースが不足しているときは、クラウド型CMSを積極的に活用してみましょう。

EC-CUBEに備わっている機能

 EC-CUBE(イーシーキューブ)とは、株式会社イーシーキューブが提供しているECサイト構築パッケージのことです。2006年にオープンソース型CMS(コンテンツマネジメントシステム)としてリリースされ、2019年にはクラウド型CMSもリリースされています。

 ECサイトの運営や管理に特化したCMSであるため、基本的な機能やプラグイン、テンプレートなどがあらかじめ用意されており、詳しい知識がなくても利用できます。基本的に無料で利用できるプランもあるため(現在は新規登録受付停止中)、気軽に始められる手軽さが特徴です。

 推定される稼働店舗数は3万5,000以上、ダウンロード数は180万以上となっており、長年多くの企業や個人に利用されてきた点から、安心できるECサイト構築パッケージだといえます。

 次に、オープンソース型CMSとクラウド型CMSのそれぞれの特徴について解説します。

オープンソース型CMSの特徴

 オープンソース型CMSは、社内に専任の開発者やデザイナーがいる場合におすすめです。

 自社サーバーの一部が利用できるなら、オープンソース型CMSのほうが費用を抑えられる傾向があります。ただし、運用コストまで考えるとクラウド型CMSとコスト面であまり大きな違いはありません。

 そのため、オープンソース型CMSを選ぶときには、カスタマイズ性を重視してみましょう。運用担当者の意見なども交えながら、機能性や操作性に優れたものを選ぶことが大事です。

クラウド型CMSの特徴

 クラウド型CMSはオープンソース型CMSと比べて、カスタマイズできるソースコードに制限があります。あとからオープンソース型CMSへの移行も可能なため、まずはクラウド型CMSから始めてみるのもひとつの方法でしょう。

 クラウド型CMSの場合、メンテナンスやバージョンアップなどをサービス提供者に委託できます。最新バージョンへのアップデートも自動で行われるため、セキュリティ面も安心です。

 社内リソースが不足しているときは、クラウド型CMSを積極的に活用してみましょう。

EC-CUBEに備わっている機能

 EC-CUBEには多くのメリットがあり、それらをきちんと理解しておくことで効果的な運用が実現できます。3つのメリットについて、それぞれ見ていきましょう。

開発コスト・運用コストが抑えられる

 EC-CUBEには初期費用無料ではじめられるプランもあり(現在は新規登録受付停止中)、ECサイトの作成に必要な機能が最初から備わっています。サーバーやドメインの利用料は別途支払う必要がありますが、開発コストや運用コストを抑えながらECサイトの作成を進めることが可能です。

 ECサイトをいちから開発する場合、手間がかかるだけでなくコストも増大しがちです。また、オンラインのショッピングモールに出店する場合は、一般的に出店料や手数料などがかかります。

 一方EC-CUBEを活用すれば、それらのコストが発生しません。気軽に始めやすい点はメリットだといえるでしょう。

カスタマイズ性に優れている

 EC-CUBEはカスタマイズ性に優れており、豊富な種類のテンプレートから選べるメリットがあります。商品やブランドのイメージに合ったデザインを選べますし、変更作業も行いやすいでしょう。

 また、ECサイトを運用していくなかで、「サイト画面をもっと速く表示させたい」「自動翻訳機能を付けたい」といった要望が出てきた場合も、プラグインが充実しているので柔軟な対応ができます。例えば、メルマガ管理、お問い合わせ管理、データ移行、セキュリティチェック、商品おすすめ順並び替えなどのプラグインは無料で提供されています。

 自店に合ったECサイトを構築したいというときに、EC-CUBEは使いやすいプラットフォームだといえるでしょう。

コミュニティが活発で初めてでも安心

 EC-CUBEには、ECサイトの開発や店舗運営に携わる人のコミュニティがあります。分からないことがあっても、ほかの利用者に質問しやすく、ECサイトの作成や運用につまずきづらい環境が整っているといえます。

 よくある質問を検索できるポータルサイトや開発者向けのドキュメントサイトなど、目的に合わせて使い分けられるため、効率良く悩みや疑問点を解消できます。国内の利用者が多く、日本語で質問できる点も安心材料になるでしょう。

 また、EC-CUBEでは安全にECサイトを運用するためのセキュリティ対策もまとめられています。セキュリティチェックリストでの確認や専門企業による無料診断、EC-CUBEの開発・運用を得意とするパートナー企業なども紹介されています。

 社内リソースが不足していて、運用面で心配がある場合でも、EC-CUBEならスムーズに導入できるはずです。

EC-CUBEの利用で気をつけておきたいポイント

 EC-CUBEには多くのメリットがあり、それらをきちんと理解しておくことで効果的な運用が実現できます。3つのメリットについて、それぞれ見ていきましょう。

開発コスト・運用コストが抑えられる

 EC-CUBEには初期費用無料ではじめられるプランもあり(現在は新規登録受付停止中)、ECサイトの作成に必要な機能が最初から備わっています。サーバーやドメインの利用料は別途支払う必要がありますが、開発コストや運用コストを抑えながらECサイトの作成を進めることが可能です。

 ECサイトをいちから開発する場合、手間がかかるだけでなくコストも増大しがちです。また、オンラインのショッピングモールに出店する場合は、一般的に出店料や手数料などがかかります。

 一方EC-CUBEを活用すれば、それらのコストが発生しません。気軽に始めやすい点はメリットだといえるでしょう。

カスタマイズ性に優れている

 EC-CUBEはカスタマイズ性に優れており、豊富な種類のテンプレートから選べるメリットがあります。商品やブランドのイメージに合ったデザインを選べますし、変更作業も行いやすいでしょう。

 また、ECサイトを運用していくなかで、「サイト画面をもっと速く表示させたい」「自動翻訳機能を付けたい」といった要望が出てきた場合も、プラグインが充実しているので柔軟な対応ができます。例えば、メルマガ管理、お問い合わせ管理、データ移行、セキュリティチェック、商品おすすめ順並び替えなどのプラグインは無料で提供されています。

 自店に合ったECサイトを構築したいというときに、EC-CUBEは使いやすいプラットフォームだといえるでしょう。

コミュニティが活発で初めてでも安心

 EC-CUBEには、ECサイトの開発や店舗運営に携わる人のコミュニティがあります。分からないことがあっても、ほかの利用者に質問しやすく、ECサイトの作成や運用につまずきづらい環境が整っているといえます。

 よくある質問を検索できるポータルサイトや開発者向けのドキュメントサイトなど、目的に合わせて使い分けられるため、効率良く悩みや疑問点を解消できます。国内の利用者が多く、日本語で質問できる点も安心材料になるでしょう。

 また、EC-CUBEでは安全にECサイトを運用するためのセキュリティ対策もまとめられています。セキュリティチェックリストでの確認や専門企業による無料診断、EC-CUBEの開発・運用を得意とするパートナー企業なども紹介されています。

 社内リソースが不足していて、運用面で心配がある場合でも、EC-CUBEならスムーズに導入できるはずです。

EC-CUBEの利用で気をつけておきたいポイント

 EC-CUBEを実際に導入するには、大きく分けて2つのパターンがあります。具体的には、「パートナーにECサイトの構築を依頼するパターン」と「自店でECサイトを構築するパターン」です。

 ECサイトに求めるクオリティや社内リソースの状況などを検討したうえで、自店に合った導入方法を選んでみましょう。

パートナーにECサイトの構築を依頼するパターン

 EC-CUBEでECサイトを作成する際に、ECサイト制作会社などの外部に依頼を行う場合、一般的に初期費用と月額費用が必要です。

 費用相場はサイトの規模や内容によって異なりますが、初期費用として数十万円程度、月額費用として数万円程度かかります。初期費用はECサイトを作成するために必要な費用であり、月額費用はECサイトの保守・更新作業を行うために必要になります。

 EC-CUBEを使ってECサイトを作る制作会社は、さまざまな料金プランや費用形態を設けているので、複数の会社に見積依頼をしてみましょう。依頼内容が詳細に固まっていれば、明確な見積書で確認することもできるので、費用の内訳などを細かくチェックしてみましょう。

 EC-CUBEは自由なカスタマイズが行える分、要望が多ければそれだけ工数も増えるので、費用がかさんでしまうことがあります。課題解決のための施策を洗い出したうえで、優先順位の高いものから取り組んでみましょう。

 EC-CUBEの公式サイトでは、「EC-CUBEインテグレートパートナー」として多くの制作会社が登録されています。得意分野や所在地などから絞り込みが行えるので、条件に合った会社を探してみましょう。

 また制作会社選定時は、公式構築相談サポート「EC-CUBEアドバイザー」を通じてオンラインで無料相談を行うことも可能です。クオリティの高いECサイトを作成したい場合や社内でのリソースが不足しているときには、外部への依頼を検討してみましょう。

自店でECサイトを構築するパターン

 自店でECサイトを作る場合は、まずシステム要件を確認してみましょう。作りたいサイトのコンセプトなどがある程度固まったら、それらを実現するために何が必要かを洗い出していきます。

 決済方法や配送方法、必要な機能などを整理しておきます。事前にすべての要件を決めるのは難しいですが、「定期購入のシステムもほしい」「自由にカスタマイズできるサイトにしたい」など、具体的な要望をまとめることが大切です。

 そして、ECサイトを構築するためのスケジュールや予算、チームなどを決めていきます。実際にサイトづくりを進めていくと思いがけないトラブルが起こることもあるので、余裕を持たせたスケジュールを組んでおくと安心です。

 次にサーバーを用意する必要がありますが、EC-CUBEでは公式サイトで以下のレンタルサーバーが紹介されています。これらのレンタルサーバーを使えば、簡単な操作でEC-CUBEをインストールできるので利用を検討してみましょう。

  • さくらのレンタルサーバー(2週間のお試し期間あり)
  • カゴヤレンタルサーバー
  • エックスサーバー(10日間のお試し期間あり)
  • CPIレンタルサーバー
  • WADAX
  • ロリポップ!レンタルサーバー(10日間のお試し期間あり)

 サーバーの準備が整ったら、公式サイトからEC-CUBEをダウンロードします。インストールを行い、導入する決済方法を選びましょう。

 管理画面で基本情報を入力して、サイトのデザインなどをカスタマイズし、最後に動作確認を行って、ECサイトを公開するのが基本的な手順です。

 EC-CUBEでは、開発者や店舗運用者のコミュニティがあるので、実際にECサイトの構築やリニューアル作業を進めるときに分からないことがあるときは、積極的にコミュニティを活用してみましょう。

EC-CUBEの活用事例

 EC-CUBEをどのように活用すればいいかを学ぶには、実際に導入しているお店の事例を把握しておくことが重要です。EC-CUBEはカスタマイズ性に優れており、さまざまな業種でECサイトの構築やリニューアルに役立てられています。

 3つの事例から、効果的な活用方法を探ってみましょう。

ONLY ONLINE STORE

 「ONLY ONLINE STORE」は、株式会社オンリーが運営するECサイトです。ECサイト上で、顧客がオーダーメイドスーツを手軽にシミュレーションできる仕組みを構築しました。

 一般的に、オーダーメイドスーツは出来上がるまでに多くの手間がかかるものです。同サイトでは、EC-CUBEを基幹として構築を行い、採寸マスターに対してAPI(Application Programming Interface)で会員情報を連携させています。

 具体的には、API連携によって店頭やECサイト、アプリで会員ごとの採寸データを共有できるようカスタマイズしました。顧客の身長や体重などから平均値を割り出して表示する機能を実装しているため、注文時の目安として分かりやすい仕組みとなっています。

 同社は、EC-CUBEを選んだ理由としてカスタマイズ性の高さを挙げており、オーダーメイドスーツの販売という特性とうまくマッチングしています。実店舗と変わらないような購入体験ができるように工夫している点が特徴です。

NISHIKIYA KITCHEN

 「NISHIKIYA KITCHEN」は、宮城県岩沼市のレトルト食品専門メーカーである株式会社にしき食品のECサイトです。このサイトでは、アレルゲン検索が可能な機能を備えており、特定の原材料を含まない商品を検索できます。

 また、オリジナルメッセージカードを作成できるサービスや、お客様の声を反映したセット商品の開発、インスタライブの配信などさまざまな取り組みを行っています。

 同サイトでは「よみもの」というコンテンツを発信していますが、従来の方法では更新作業のオペレーションが複雑で、タイムリーに情報発信を行うことができていませんでした。しかし、EC-CUBEを導入したことによって直感的な操作ができるようになり、コンテンツの投稿数を増やすことに成功したほか、自社コンテンツの発信もスムーズに行えるようになりました。

 さらに、カスタマイズ性の高いEC-CUBEを活用することで、ECサイトリニューアル時に購入フロー改善も実現しています。自宅用・ギフト用にカートが分けられており、購入フローが目的別に明確になっている点が特徴です。

MEDULLA

 「MEDULLA」は株式会社Spartyが運営するECサイトであり、顧客に合ったシャンプーやリペアを届ける「パーソナライズヘアケア MEDULLA」というサービスを展開しています。EC-CUBEをベースとして、社内エンジニアがECサイトを構築しました。

 「MEDULLA」が提供しているサービスは、顧客がオンライン上で10の質問に答える形式の髪質診断を行い、1人ひとりに合ったシャンプーやリペアを毎月届けるものです。おすすめの商品は季節によって異なるため、ECサイトの情報をスピーディーに更新する必要があり、その点に運用面での課題がありました。

 EC-CUBEにはECサイトを作成するのに必要な機能が実装されており、社内エンジニアが素早く対応することが可能です。ほかのカートサービスではカスタマイズできる機能に制限があるケースもありますが、EC-CUBEはカスタマイズ性に優れているため、柔軟にECサイトを作成することができました。

 また日頃の運用面でも、ECサイトやカスタマーセンターから届いた顧客の要望をすぐに反映でき、顧客に対する信頼性の向上にもつながっています。

 他店との差別化を図り、自店のブランド力を高めるためにEC-CUBEを活用している例といえるでしょう。

まとめ

 EC-CUBEは2006年にリリースされたECサイト構築パッケージであり、多くの国内店舗で導入実績があります。オープンソース型とクラウド型の2種類が用意されているので、運用面も考えて自店に合ったものを選んでみましょう。

 手軽にECサイトを作成したい場合におすすめのサービスだといえます。他店の活用事例なども踏まえながら、効果的な運用方法を見つけてみましょう。

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EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

ECについての情報を調べ、まとめてお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/11689 2022/09/10 00:00

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