東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)と日本航空(以下、JAL)は、両社グループが連携した海外輸送トライアルを2025 年10 月7 日・8日の2日間に実施する。今回の取り組みでは、JR東日本の列車荷物輸送サービス「はこビュン」とJALの国際線航空貨物輸送「JALCARGO」を組み合わせ、仙台産の梨を新幹線と航空便により、仙台からシンガポールまで約19時間で輸送する。


同トライアルでは、JR東日本グループの仙台ターミナルビルが運営する「JRフルーツパーク仙台あらはま」で収穫した梨を、シンガポールでの現地イベント「THE JAPAN RAIL FAIR 2025」でPR・販売をおこなう。現地では梨の試食や販売、パンフレットによる仙台の魅力発信が予定されている。
同取り組みは、国内新幹線を地域発の輸送に活用することで、輸送効率化やCO2排出量削減などの課題解決を目指すモーダルシフトにも寄与する。今後は同トライアルをもとに、両社が協力して地産品の海外輸出拡大を検討し、持続可能な物流と地域経済活性化を目指す。