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カードの不正利用はお店負担!? ネットショップオーナーが知っておきたい「チャージバック」とは

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2014/02/18 08:00

ネットショッピングで、クレジットカードが本人以外の第三者に不正利用された場合、加盟店側が被害を被ることになる「チャージバック」。ネットショップオーナーでも知らない人もいるという。チャージバック保証を専門に事業を行う、イーディフェンダーズのお2人にお話をうかがった。

クレジットカード不正利用、ネットショッピングはお店負担!

――そもそもチャージバックとはなにか、教えてください。

 「ネットショップの取引では、基本的にクレジットカード番号と有効期限がわかっていればモノが買えます。そのため、他人のカード番号と有効期限のデータを盗んだり買ったりして悪用する人たちがいます。そうしたデータで、パソコンやブランドバックのような換金性の高いものを購入し、アシがつかないような場所で受け取りをして、買い取りショップに行って換金してしまうのです。

 クレジットカード保有者は、当然、『こんな買い物していない』とカード会社に連絡する。するとカード会社は、ネットショップに連絡して利用状況を尋ね、不正利用かどうか確かめます。そして不正利用の場合は、すでにお金が支払われていたらネットショップに返金を求め、まだ支払われていなければそのまま支払わない、ということになります。これがチャージバックです。私は以前、決済代行会社にいましたが、年間数千万円単位で起きていましたね。

 ネットショップからしてみれば、クレジットカード決済でOKが出たから発送しているのに、売上が取り消されるだけでなく、お金の回収もできない。チャージバックは大きな損害なのです」

イーディフェンダーズ株式会社
最高執行責任者 渡辺貴宏さん

――それは……、ネットショップにはかなりの負担ですね。

 「カード番号もそうですが、IDとパスワードを入力すれば、登録済みのカード番号でワンクリックで購入できるネットショップも多いですよね。この、IDとパスワードが盗用されることで、チャージバックも起きています。

 カード保有者である消費者は、法律など守られる仕組みがある一方で、加盟しているネットショップ側にとってはアンフェアな状態です。チャージバックを恐れてクレジットカード決済を導入していないところもありますが……。ご存じのように、クレジットカード決済に慣れているお客様は、それがないお店は利用しない場合が多いです。そういう状況から導入せざるを得ないのに、不正があったらネットショップが泣くしかないというのは、おかしいですよね」

 「クレジットカード会社も、ネットショップを守るために何も対策していないわけではありません。3Dセキュアという、クレジットカード決済時にお客様にIDとパスワードを入力してもらう仕組みがあります。ただ、入力にひと手間かかるため、お客様が離脱してしまうことを恐れて、導入しないネットショップも少なくありません。

 送り先が怪しくないか、メールアドレスがおかしくないかと、厳重にチェックを入れるというのが現実的な対策なのですが……。どれだけ頑張っても、すり抜けてしまうものもある。そうして起きてしまったチャージバック分を保証しようというのが、当社の取り組みです」

「チャージバック保証」サービスフロー図

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