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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

話題のEC関連ツールをPick Up!

ボタンの色変更でCVR12%アップの事例も テストページ活用で負荷が低いA/Bテストツール「VWO」

ネットショップにおいてWebサイトのデザインやLP(ランディングページ)は、収益や集客に結びつく非常に重要なページだが、デザイナーの勘に頼りがち、継続的な改善にコストがかかるといった課題があった。これを解決しようとするのが、A/Bテストツール「VWO」だ。

ユーザーエクスペリエンスを追究し、デザインを改善する

 通常サイトデザインの改善を行うためには、ECサイトを長く運営し蓄積されたデータや、前述のようにデザイナーの経験、技術などのデザイン力に頼るところが大きい。

 しかし、デザインの改善点の目的を「転換率アップ(例)」とした場合、どのような変更を行えばいいのか、これは手探りで、しかも根気よくその答えを探すことになる。だが、このやりかたでは限界があるのを理解する必要があるだろう。

 ここ数年重要視されているUX(ユーザーエクスペリエンス)は、ユーザーが訪問した際、商品などの魅力を体験、満足してもらい、その結果として売上アップへとつなげるという考えかただ。

 つまり、ユーザーに満足してもらい、何度も訪問したくなるようなサイトをデザインする。それが転換率をアップするデザインということになる。この満足度や魅力をデザインに生かすには、どうすればいいか。その答えを導いてくれるのがA/Bテストである。

 A/Bテストが注目を浴びたのは、オバマ大統領の選挙活動の時であるのはよく知られている。複数の画像やテキストの文面、ボタンの色、配置などを比較しながら、一番クリックされる条件を見つける。これがA/Bテストの基本だ。そのA/Bテストを効率よく行うツールが「VWO」である。

イギリスのシャツメーカー「Thomas Pink」の事例

 たとえば、イギリスのシャツメーカー「Thomas Pink」では、A/Bテストの実施過程において、コンバージョンは、2.3%から2.6%に上がり、売上が大きく改善された。

 継続的に改善を続けることよって、さらにコンバージョンレートを上げ、時間をかけて、当初とはまったく異なるLPのデザインとなっている。テストと改善を繰り返し、目的とするデザインにたどり着いたのだ。

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この記事の著者

フロッグデザイン株式会社 代表取締役 丸山彰護(マルヤマ ショウゴ)

コンピューター系からデザイン全般にわたる数々の出版物の制作と執筆を行う。EC関連の事業として店舗の運営を行いながら市場のチェックは欠かさない。最近では、コンテンツマーケティングやマーケティングツールなどの施策に興味を持っている。●連絡先:東京都町田市玉川学園2-12-36 ●電話:042-732-3571 ● E-MAIL:info@frogdesign.jp ●会社HP:https://frogdesign.jp

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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