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有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会のファンづくり

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ネット通販普及以前から通販を手がける企業に学ぶことは必ずある。今回は、有機食材宅配のパイオニアである大地を守る会さんにお邪魔し、同社のeコマースを統括する営業部戦略課長の吉村浩一さんにお話をうかがいました。

大地を守る会、宅配とウェブストアの違い

――御社が運営されているECサイトは、大きく分けて2種類あるということですか?

「当社の基幹事業として、自社便でお届けする宅配事業とヤマト便でお届けするeコマース事業の2つがあります。前者の宅配事業では、会員専用のeコマースサイトがあります。私は後者のeコマース『ウェブストア』を運営していて、統括する立場にあります。『ウェブストア』の運用を担当する部署には17名いて、それぞれ、商品開発、広告、販促、ウェブ構築、顧客対応などの仕事をしていますね。

 1975年の設立以来、さまざまな変化があって現在の形に至りますが、自社便で食材を宅配する事業を始めたのは1985年、『ウェブストア』を開始したのは2009年です。eコマース立ち上げのきっかけは、基本的には週1回、決まった日に宅配するというスタイルだけではカバーしきれない、『自分が好きな時間に欲しい』というニーズに対応するために始めました。また、自社便での宅配は、関東の一部のエリアにしか対応できないので、全国展開に対応する側面もあります

株式会社大地を守る会 営業部 戦略課長 吉村浩一さん

――宅配と『ウェブストア』の違いとは?

「宅配は30年以上の実績があるので、利用期間が長く購入期間が多い高いお客様がいらっしゃいます。一方で、『ウェブストア』は新しいお客様が多く、利用者の平均年齢も若めです。とくに、震災後に小さなお子さんがいるご家庭で食材への不安を感じられた方が利用者になってくださったこともあって、その時期に若いユーザーが増えました。

 宅配が毎週自社便でカタログを含めてお届けするのに比べると、『ウェブストア』はコミュニケーションがしづらいというのが気になります。一度忘れてしまったら、もう思い出さずに戻ってきてくれず、継続購入につながりづらいのは課題ですね。

 我々のような食品通販事業は、単品でたまに買ってもらえばいいというのではなく、継続して、月に何度か購入していただかないと事業的に成り立ちにくいです。ですから、定期購入のきっかけをつくって、できるだけサイトに来ていただくことを考えています」

ウェブストア
https://store.daichi.or.jp/Top

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