健康志向の高まりを受け、世界のオーガニック市場は年率15%以上の伸び率で拡大を続けている。なかでもフランスにおいては、オーガニック製品の年間売上金が約5730億円と、アメリカ、ドイツに続き第3位の市場規模となっている。一方、日本におけるオーガニック市場は年間売上額約1431億円で世界第7位と、多くの成長余地を残している。
※市場データは、農林水産省の資料「オーガニック・エコ農業の拡大に向けて(2015年9月)より」
2008年創業のBio c’ Bon(ビオセボン)社は、フランスのパリ市内にオーガニック SM「Bio c’ Bon」を90店舗展開するなど、“鮮度の良い生鮮商品”と“日常使いできる求めやすい価格”を強みに成長しており、現在イタリアのミラノ、スペイン マドリッドなどの都市部への出店も加速させ、フランスにおけるオーガニック市場の拡大を牽引している。
イオンは、Bio c’ Bon 社を傘下に持つMarne & Finance Europe社と、合弁会社「ビオセボン・ジャポン」の設立に基本合意した。新会社は、両社の資産、ノウハウを最大限活用することで、日本におけるオーガニック市場拡大を牽引する。