Stripeと日本電気(以下、NEC)は2025年11月5日、Stripeが提供する決済用端末「Stripe Reader S700」とNECの顔認証技術を活用した決済サービスの連携について、検討を開始したと発表した。両社はSingapore FinTech Festivalにて、同端末を利用した顔認証決済のデモンストレーションも実施した。

Stripeが提供するStripe Terminalは、店頭とオンライン双方での決済を統合するユニファイドコマースソリューションで、25カ国で展開されている。事業者はプログラマブルなAPIやSDK、統一ダッシュボードを活用することで、リアルタイムに複数チャネルを横断した顧客行動の把握が可能となる。
今回の連携に用いられるStripe Reader S700は、Stripe Terminalと連動しているAndroidベースのスマートリーダーで、カスタムPOSにも対応。Wi-Fiにも対応し、スマートフォン同様の直感的な操作性が特徴である。
両社はStripeが持つ決済端末、決済サービス・機能とNECの高い認証精度を誇る顔認証技術を用いた顔認証決済の組み合わせにより、安心・簡単・便利な手ぶら決済を提供し、顧客体験価値の向上を目指す。
