バニッシュ・スタンダードは、国内外3,000ブランドに導入されている店舗スタッフDXアプリ「STAFF START」における新たな「オムニチャネル接客」構想を発表した。オフライン(リアル店舗)とオンライン(EC)の双方で、顧客LTV最大化とスタッフ生産性の向上を目指す取り組みに本格的に着手する。

今回、同アプリは、オンライン接客支援の強化とともに、リアル店舗の接客を支援する新機能を提供する予定。これらは、2026年1月に本格提供される見通しだという。
オムニチャネル顧客カルテ

新機能「オムニチャネル顧客カルテ」は、店舗とECでの購買履歴やお気に入り情報を一元管理し、スタッフが個々の顧客にパーソナライズした提案や接客を行えるようにするもの。顧客IDの読み取りによる履歴表示や、会話から得たパーソナルな情報の「接客メモ」記録、AIによるスタッフへの最適な接客トークの提案も可能となる。同機能の事前申込受付は既に開始している。
接客支援AI

「AIアシスト」は、スタッフがより効率的に質の良い接客を提供するための機能。第1弾の「コメント下書き作成機能」に続き、第2弾となる「接客支援AI」は、オフライン・オンライン双方の顧客情報や顧客行動データに基づき、各店舗スタッフに「より質の高い接客」を実現するための最適なアドバイスを提供する。なお、より質の高いオンライン接客の実現に貢献すべく、店舗スタッフごとのEC売上実績の閲覧も可能となっている。
スタッフCRM

「スタッフCRM」は、スタッフが担当顧客に向けたCRM活動をアプリから手軽に実施できる機能。顧客データをもとに、AIが顧客への情報発信や連絡に最適なタイミングや内容を提案。連絡は各ブランド公式アプリを通じて実施できるようになっている。