博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズは、コンテンツを活用したマーケティングやキャスティング業務を支援する「STRATEGY BLOOM CONTENT」を開発し、社内運用を開始した。

プロダクト概要
多様な角度からコンテンツの利用状況やファンの特性が分析可能。商品と親和性の高いコンテンツを独自指標で評価する。これにより、コンテンツを活用した効果的なマーケティングプラニングの効率化・高度化を図る。
STRATEGY BLOOM CONTENTは、博報堂DYグループの専門チーム「コンテンツビジネスラボ」による「コンテンツファン消費行動調査」をもとに、企業のマーケティング目的と親和性のあるコンテンツを選定し、マーケティングコミュニケーション戦略のプラニングを支援する。商品のターゲット層と親和性の高いコンテンツを独自指標で検索したり、コンテンツの利用層や詳細なプロファイルをダッシュボードで迅速に分析したりできる。
「リーチ力」「支出喚起力」ランキング分析
過去の調査データから、利用者の多さを示す「リーチ力」や支出の多さを示す「支出喚起力」といった独自指標でコンテンツをランキング化。企業のマーケティング目的に沿ったコンテンツを直感的に探せる。ターゲット属性やジャンルによる絞り込み、利用者ベースでのランキング表示も可能。企業と親和性の高いタイアップ・キャスティングコンテンツの選定に役立てられる。また、指標を組み合わせて散布図やバブルチャートといったグラフ形式での可視化も可能となっている。

コンテンツファンプロファイル分析
各コンテンツの利用者・ファンについて、デモグラフィック特性、メディア利用状況、コンテンツの嗜好性など、より詳細なデータを一覧で表示。年収・ライフステージ・SNS・ネットサービス・支出傾向など、調査データからコンテンツファンのプロファイルが分析でき、キャンペーンの企画開発やプロモーション施策立案をサポートする。

いずれの機能も分析画面は画像としてダウンロードでき、資料作成の業務時間を削減する。
今後同グループは、インフルエンサー情報やSNSデータなども拡充し、より幅広いコンテンツを多角的に分析できる環境を整備予定となっている。また、別途開発が進んでいるSTRATEGY BLOOMやMEDIA BLOOMのプロダクトと連携し、全体戦略の策定やメディアプラニングといったマーケティング工程での効果的なコンテンツ活用を支援する。