Airbnbは、新たなプラットフォーム「トリップ(Trips)」を発表した。「体験」や「リコメンド」で、新しい旅行体験を提供する。
Airbnbが新たに提供するトリップは、人を原動力とするプラットフォームであり、滞在先、アクティビティ、出会う人々をすべて1カ所にまとめ、旅行を容易かつマジカルなものにするもの。「体験(Experiences)」、「スポット(Places)」、「ホーム(Homes)」という3つの主要エリアとともに開始され、今後「フライト(Flights)」と「サービス(Services)」が加わる予定だ。
体験(Experience)
「体験」は、現地のエキスパートが企画する手作りのアクティビティ。剣術ワークショップといった単独のアクティビティもあれば、マリブでクラシックカーについて学んで実際に運転するという、数日間におよぶ体験もある。世界12都市(ロサンゼルス、サンフランシスコ、マイアミ、デトロイト、ハバナ、ロンドン、パリ、フィレンツェ、ナイロビ、ケープタウン、東京、ソウル)などで、500あまりの「体験」とともに開始される。
スポット(Places)
何十万人というAirbnbホスト、地域の情報通、現地のエキスパートがリコメンド(推薦)する体験を可能にする。世界中のAirbnbホストから、カフェやレストラン、公園やその他のアトラクションにいたるまで、現地の穴場や話題のスポットがリコメンドを紹介。レストラン予約プラットホームであるResy社との提携により、Airbnbアプリで直接予約が可能となる。
ホーム(Homes)
世界191カ国で300万件もの部屋の予約が、対象都市で「体験」とともに予約できるようになる。
身元認証
ホストやゲストは、政府機関発行の身分証明書(パスポートや運転免許証など)をスキャンした後、簡単なセルフィー写真を撮るよう求められる。身元認証が完了後、身分証明書とセルフィー写真を照合し、両方の写真が一致することを確認する。これまで以上の身元認証基準の採用により、信憑性、信頼性、安全性を発信していく。