Facebookでは2015年、Facebookページ上のコールトゥアクション(CTA)ボタンをより目立つように変更。しかし、リンク先のページがモバイルに最適化されていないなどの理由から、CTAボタンをタップしたユーザーが、実際に問い合わせる前に離脱してしまうケースも多く見られていた。
そこで今回、ユーザーがFacebookページから離れることなくシームレスに予約や注文などを行えるよう、CTAボタンの機能をアップデート。数タップで簡単に送信可能なフォームを表示できる、新たなCTAボタンも追加される。CTAボタンから、注文、予約、チケット購入、上映時間の表示などが行えるようになる。
こうした新機能つきのCTAボタンをFacebookページに設置するには、Facebook統合パートナー(delivery.com、Slice、HomeAdvisorなど)のサービスと連携するか、Facebookページのメッセージ機能を活用する。
メッセージ機能を活用する場合、新しいCTAボタンをユーザーがタップすると、Messengerスレッドが自動的に立ち上がる仕組み。新しいボタンには、[見積もり](一部地域でのみ利用可)や[予約する]([サービス]セクションを追加済みの場合にのみ利用可)があるが、[購入する]ボタンはすべての国と地域で利用可能となっている。
[購入する]ボタンは、[ショップ]セクションに掲載した商品を直接販売できるというもの。投稿に[ショップ]セクションの商品をタグ付けできる機能の導入も予定している。
今回のアップデートによる新機能は、まず米国からスタート。数か月以内にグローバルで順次展開予定となっている。