ファッションEC2014年〜2015年スタートまとめ
さて、2015年がはじまりました。2014年もファッション系ECサイトでは、たくさんの出来事がありました。それだけ注目のジャンルであり、インターネットの新しいサービスが盛り込まれています。 その中でも、特に注目したサイトをいくつか紹介していきたいと思います。
1.マガジンニュースでますますファンが増えるか 「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」
サイトデザイン的にはここ数年あまり変わらず、シンプル路線のZOZOですが、昨年11月からマガジンストアを開設し、ファッション雑誌の販売を開始しました。それに伴い、トップページに無料で読めるマガジンニュースというコンテンツが始まりました。
昨年、「コンテンツマーケティング」という言葉とともに「売る」だけのコンテンツだけではなく、サイトのファン化を促進するために流行った言葉ですが、このマガジンニュースもZOZOへの新規顧客開拓、ファッション雑誌の購買促進になるのか興味があります。
ZOZO独自のZOZOPEOPLEが終了し、SNS機能、ブログ機能などは同社が運営するコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」へ統合されました。WEARも着実にユーザー数を伸ばしており、昨年11月にZOZOとWEARの合計会員数が1,000万人を超えるというリリースも発表されました。 単純なコーディネートアプリとしては成功しているものの、WEARの次の一歩が気になるところで目が離せません。
2.後発だからこその勢いを感じる 「fifth(フィフス)」
コードシェアが運営するレディース通販サイト「fifth」が好調です。2013年スタートとファッションECとしては後発となるサイトですが、2期目ですでに売上は10億円を超えており、勢いがあります。
徹底的なブランディングを意識したモデルの起用やサイトデザインが特徴です。価格もかなり手頃に抑えられており幅広い層に支持されていることが伺えます。昨年9月にはシステムを刷新し、クーポンやメールシステムなどのCRMを強化しています。台湾にも進出するなど、スピード感のある経営にも注目です。
3.アパレルオムニチャネルの先進的取り組み 「.st(ドットエスティー)」
ポイントとトリニティアーツが運営している計18ブランドを統合した「.st」が11月20日にオープンしました。それまでは、ポイント側とトリニティアーツ側で別々の直営サイトを運営していましたが、統合することによりポイントを共通化しています。
また、公式アプリも提供し、リアルの店舗でも利用できるようになっています。多数の人気ブランド、多数の店舗を全国で展開しているからこそできるオムニチャネル化の好例かと思います。
4.「PARCO CITY(パルコシティ)」はサービス終了し、「カエルパルコ」へ
パルコのファッション通販サイト「PARCO CITY」は2015年1月19日でサービスを終了した。リリースを見た時は驚いたが、同社はポケットパルコなど新しい取り組みも早速発表しているため、今後の動きが楽しみです。
今後通販サイトは「カエルパルコ」に集約、POKET PARCOアプリで店舗の情報発信を運営していきます。クラウドファウンディングのサービスなども開始しており、同社のネットサービスとリアルの融合サービスに期待です。
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