「ドモホルンリンクル」(運営:再春館製薬所)のスマホECサイトは、ラジオや雑誌等の宣伝に触れたら「すぐ欲しい!」と感じたままに申し込みを完結できる工夫が秀逸です。
身近なユーザー接点であると同時に、手軽な申し込み用のツールであるわけですね。そうしたモバイルの立ち位置を明確化している点が参照できるポイントです。「お客様を逃がさない」というサイト運営側の心持ちの表れも感じました。
「すぐに欲しい!」、「もっと知りたい!」お客様のニーズに対応するスマホ用ランディングページ
「ドモホルンリンクル」の宣伝に触れた消費者は、「すぐにお電話を」という宣伝の表現から、手元のスマホ端末ですぐに電話をする人が多いと想像します。それとは別の導線で、「ドモホルンリンクル」とスマホで検索をしてサイトを見てから申し込む層も少なくないと思います。
スマホ用ページの作り方として、このランディングページではお申込み登録欄がページ下部にあり、ページ1枚で完結させている点が参考になります。「欲しい」という気持ちを維持したまま、一直線で完了にまで至る工夫です。スマホは1ページでも遷移を減らすことが必勝法です。ランディングページであるのにランディングページ内にフォームがないのはNG。ページ一体型になっているのが最適解です。
その一方、「今すぐ欲しい!」と感じてすぐに行動する以外にもお客様はいます。このランディングページに訪問するユーザーは「商品理解が十分ではない層」と「今すぐに欲しい層」の2種類でしょう。
「商品理解が十分ではない層」は、宣伝で触れた内容を詳しく知りたいという気持ちがあり、商品の魅力や信頼性等を求めてランディングします。それに応じる形で「数字での立証」や「無料お試しセットの内容」、「実感して欲しいと思うポイント」、「お客様の声」等の十分なコンテンツを配信しています。
「今すぐに欲しい層」に向けてのページ作りは最上部に「お申込みはこちら」のボタンを設置し、タップすると最下部のフォームへページ内リンクをする構成で、必要情報を入力すればすぐに申し込みが完了できるようにしている点です。商品理解をしたいお客様、今すぐ欲しいお客様、両方に対してリーチするスマホ用のランディングページの見本です。
また、見逃せないのが「電話をかける」用のボタンもあることです。宣伝に触れ、スマホサイトで商品理解をし、でもスマホからの申し込みは面倒(怖い、やったことがない、時間がない等も含め)だという場合でもカバーできる導線ですね。